アゴの力を抜いて! | 福原久美のVoice Lesson Dialy

アゴの力を抜いて!



『あごっ!アゴの力を抜いて!!』
いつも生徒さんに注意をしています。

「口はたてに開けて、アゴは柔らかく 」  
と言うフレーズですが、
皆さんがそれぞれの顎の位置や、顎の大きや、
動きの方向性をハッキリ感じていなかった事に
私が気がつきました大変
間違った所を、下げたり、力を抜いたりしていた人が
いる事が発覚。
     
一生懸命に顎を下げて顎を突き出ししている生徒さんに、
『口をそこまで開けないで!! 開け過ぎよ!』 と言うと、

「先生が、口は大きく縦に開けて、と言われたから、
頑張って開けたら、顎間接が かくかくしてます・・」

なんだか 変な 顔ですね!
顎をゆるめようとしてますが、ほおも堅くなり 
顎に力が入ってしまいます。

『開けなくちゃっ!!と、頑張りすぎていない?
あなたの、アゴの間接だと思う所を指してみて!』

ええっ!?
 そこは、こめかみだわ!
もしかしたら、一人一人
位置や、間接の感覚が様々だったのでは



そこで、
最近はまず、こう質問します____

『自分のゆるめていると思う、顎関節の位置とアゴを触ってみて!』

すると、 多くの人は、

『ここかな??  』と
指すのが、耳の前のこめかみに近いところです。

残念


『あれ、ココかも・・   』と指したのは、耳のしたの耳の裏

残念


あごの関節は
耳の穴のほんの少し下にありますよ。

そして、ゆっくり口を縦に開けると、
下アゴの骨がやわらかく下がって行くのに触れるでしょう?

   



アゴの存在と位置関係が
ほとんどの人が、耳のうえや、耳の後 とかでした。
今まで、私の注意する、「顎はゆるめて!!」  の意識が人により
こんなに違っていた事に私自身が気づきました。

顎をゆるめる事と、何処を解放するかをしっかり
身につけないとですね。



耳のあなのちょっと下辺りのほっぺたを両手で触ると
大きなアゴの骨に触れるでしょう?
 さ、 力を抜いて、開けてみましょう!
そう、顎をゆっくり柔らかく口びるを突き出す様にゆるめて下さい。
図のように、アゴの関節は ブルーで塗られた、間接板という
クッションで回転して、下にさがります。
顎の動きは、前に少しスライドしながら
開いていきます


あつ、日本では、上アゴ、下アゴと言いますが、
厳密には上アゴは口蓋であり、アゴではありません。
下アゴと呼ばれているのが 医学上  『顎』ですね。


自分のアゴを、ゆっくり両手で触って撫でるように
観察してみませんか?

顎を緩めないと、喉を酷使してしまいますよ!!
本当にゆるんで、正しい口の開け方を試したい方
歌唱のスキルアップを望む方は是非
マンツーマン・レッスンに来て下さい!!



2014/10/24