直近の状況を残し、残りの記事は統合しましたので、下記をご覧ください。

【最新】福島第1・第2原発、報道の読み解き方、事実の見極め方。

【3/14(月)以降】福島第一・第二原発事故。いま、何をすればいいのか。






★直近の状況について
※3月13日(日)15:10-----
福島の原発の北、120キロ地点に位置する東北電力の女川原発で、12日の夜から13日にかけて、平常時の400倍に当たる、20[μSv](マイクロシーベルト)の値が測定されたと報道されています。

公開されている女川原発のモニタリングポストを見たところ、確かにその値となっており、直近ではこれが低下し、15時現在の値をみると、複数ある測定器の中で最大の値が、9,600[nGy/h](ナノグレイ=およそ1マイクロシーベルト)を示しています。
-女川原発環境モニタリングポスト(宮城県)
http://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/onagawa/mp.html

1マイクロシーベルトどのくらいの値かと言えば、今朝方福島第一原発の境界で測定されたピーク値の、1,200分の1。一見小さそうですが、およそ1週間で、集団検診で行う胸部のX線写真1回分を浴びることになります。福島第一原発から120キロ離れた地点でこの値ですから、放射能汚染がかなり進んでいることになります。

原発周辺半径100キロ圏内、特に赤ちゃんや妊婦の方は、外出を控えて、窓を閉めて換気扇を止めた室内にとどまり、外気に触れていた水や食べ物を口にしないように、注意してください(水道は大丈夫です)。


※3月13日(日)14:30-----
昨日水蒸気爆発をおこした1号機も不安ですが、今朝冷却の停止が報道された3号機にも注目が必要です。3号機の燃料は、ウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料と呼ばれるもので、この一部の溶融の可能性もあると報じられています。

プルトニウムは、放射性物質の中でも凶悪な毒性を持っており、放射線の中でも人体にもっとも強く影響するアルファ線を放出する物質です。最悪の最悪をきわめて、プルトニウムが環境中にまき散らされた場合、その汚染の度合いはきわめて深刻になります。

どうか、どうか、このまま収束してほしいと、強く願います。


※3月13日(日)13:30-----
時間が経過するに従い、新しい情報が飛び交っています。冷却作業と、圧力の低減作業が進んでおりますが、その効果がどのくらいなのか、詳しい報道がなされておりません。

周辺の放射線量値も、上昇と低下を繰り返しておりますが、「すぐに死ぬ」「深刻な健康被害を受ける」レベルには達しておりません。一方被曝者も増加しておりますが、その被曝度合いも詳しい数字は伏せられています。

いずれにしても、まだ絶望する状態ではありませんが、もう大丈夫という根拠も皆無です。原発からの距離、位置により、今行うべきことは異なりますが、各自の判断での対応が求められます。下記、その判断を行ったり、行動をするための参考情報です。


以上