昨日のブログがネットのニュースに取り上げられたのはいいのですが、タイトルが「乙武氏の不倫は“不倫”じゃない? 友人医師が証言」で、いや別に不倫じゃないなんて言ってないのにわざわざ釣りのためにミスリードなタイトルをつけられたり、電話取材で「これを機に障害者の性について記事にしたいので一言」というようなのがきたりしていますので、もう一言書きます。
(昨日のブログはちょっと具体的じゃなさ過ぎて申し訳なかったです。)

・昨日は触れませんでしたが、今回のスキャンダルと乙武さんが障害者であることは全く関係ないことだと私は思っています。射精に関して乙武さんは健常人に比べて不便ではあるけれど、それはプロの店を利用すればすむことで、特定の女性とつきあってたことの言い訳としては関係ないと思います。(ちなみに障害者の射精介助をしているNPOもあります)

・奥様がこういった状況になった責任の一端を感じていることが事実である可能性について書きましたが、奥様が世間様に謝罪されたことについて私は違和感を感じたことは昨日書いた通りです。(どのような経緯で奥様が謝罪されたかに関しては私は全く知りません。)

・乙武さんが出馬すると言われている人だから許せないという意見も見るのですが、被選挙権は国民の権利であり(本当に出るのかどうか知りませんが)、有権者は投票行動によってそれを裁けばいいことだと私は思います。

・昨日のブログに対し、「それでも不倫は不倫だからいけない」というような意見もありました。しかし、昨日の繰り返しになりますが、世間の物差しよりあくまで夫婦間の問題だと私は思います。

今まで多数のカップルのカウンセリングをしましたがその内容を書く訳にはいかないので、読売新聞の医療サイトヨミドクターの「性とパートナーシップ」というコラム連載を読んでいただけるとよく分かるかと思います。夫婦関係と性のすり合わせに苦労するというカップルは少なくないです。例えば、夫は妻とのセックスを求めるけれど妻にはその気がない、しかし子どももいるので離婚はお互いしたくないので夫によそでセックスをしてきてほしいと言う、というような例も実例として「性とパートナーシップ」にありました。犯罪ではないので、一般論として夫婦で納得している場合に他人が口を出すというような問題ではないと思います。
乙武さんのケースについては奥様とはお会いしたことがないため奥様がどのように思われているか正確には知りませんが、バランスというものがあったと聞いています。

・昨日は触れませんでしたが、お子さんたちのことを考えるととても胸が痛みます。子どもは親を選べません。生まれてくるかどうかすら選べません。乙武さんが一番悪いことは間違いありませんが、人のプライバシーを暴くことを生業としているメディアは無罪とは思えないし(それこそスキャンダル対象の子どものことなんて考えたことないでしょう)、スキャンダルの消費者も無関係ではないと思います。両親という存在の大きさからすると世間様という外野の騒がしさがお子さんたちに今後どれくらい影響するのか分かりませんが、早く皆が無関心になるといいのかなと思います。

私ごときのブログをニュースとして取り上げていただくのは構わないんですが、タイトルも中身もミスリーディングでないようにお願いしたいです。まあ今後このことについて書くつもりはありませんが。
最後に、どうでもいいことだとは思いますが、私が乙武さんと飲む時はいつも4人かそれ以上の人間で飲んでいて、サシで飲んだことはありません。念のため。


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