梅雨明け?
今週に入って一挙に酷暑日が続いて、
蝉の鳴き声もあちこちで盛りになり始めて、
普通に見ればとっくに梅雨明けになっていると思えるのだが、
結局、台風1号の様子をしばらく窺うというところで梅雨明け宣言を待つというところか。
熱帯夜であることは確かなのだが、
寝冷えをするようで、体がしゃきっとしない。
体が季節の変化に付いて行けない。
参院選もいよいよ終盤なのだが、
却って盛り上がりに欠けて、投票率が低くなるのではないかと心配されているらしい。
まさか、政府与党は、歓呼の熱気でその勝利が歓迎されると期待しているわけではなかろう。
徹底した争点隠しを図って論戦を逃げたわけだから、
低投票率によってこそ勝利できると踏んでいるんだろうが、
そんな思惑通りに物事が決着するようだと、この国の未来は暗い。
鉦や太鼓で持て囃した選挙権年齢の引き下げも、
指揮者たちが期待した程には投票行動に結びつかないような雰囲気である。
当たり前だろう。
いつの頃からか、
「闘って勝ち取る民主主義」から「恩恵として与える民主主義」へ変換してきたのだが、
「与えられた権利、準備された権利」であるならば、
それをどうするかは私の勝手」という、
そういうことになってしまうし、
「飼い慣らされた人畜無害な優等生」に主権者教育は馴染まない。
ましてや、昔は、
「無党派層=リベラル」だから、「高投票率=野党有利」という見立てがあったのだが、
現在では、むしろ、政治的アパシーが深刻化してきているから、
政治的アパシーというのはズブズブの現状追随でしかないから、
政権与党というのは圧倒的に有利なのである。