孫将人、過去コラム 2012年12月17日発表
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☆孫将人(そんまさと)
前回のおさらい
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○ 都合よく生きるとは、自分や相手の
気づきや成長のタイミングを尊重すること
○「自分は大人・母親なのに。。。」と焦らず
子どもと一緒に成長していきましょう
○ 私たちすべての衆生(しゅじょう、存在)は
いずれかのタイミングでお互いがフレンドリーになる仲
○ 別れる前に、「できなかったこと」や
「してあげたかったこと」を目の前の人にしてあげよう
○ 教会や仏壇、墓前での祈りだけでなく
実生活を通じて、祈りを捧げることができる
と、前回はお伝えしました。
もし、あなたが何か悔やんでいることがあれば
過去にとどまるのではなく、その経験を活かして
現在の人間関係の中で、目の前の人に喜んでもらうようにしましょう。
過去の出来事を過去のこととして、解決することは難しいもの。
例えば、幼少のころの両親の言動が原因で
現在もあなたが苦しんでいたとしても
その両親もいずれこの世から去ってしまいます。
両親が生きていないのに、両親を許せない
謝罪してほしいと願ったらどうでしょうか?
このように過去の出来事に捉われていると
解決することができないシーンが出てきます。
かといって、過去の出来事をうやむやなままにして
押さえつけたり、無視することをオススメしているわけではありません。
では、どうすれば、過去のわだかまりを
解消することができるのかというと。。。
▼ 過去のトラウマ(傷)を直視(認め、観察)しつつも
これから生きる自分はそのようなことをやらない。
と決めるだけでOKなんです。
過去から続く連鎖を自分の代で断ち切る(=決断する)覚悟を決める。
私たちは
「伝統だから」
「昔から続く習慣」
「これが文化なんだ」
という言葉で
過去から続くよくない習慣を
正当化しようとしてしまいがちです。
例えば、体育会系といわれる体質は
長らく、不必要なまでに厳しい上下関係から
イジメや一気飲みの強要などがありましたし
世界では、女性が就学することも男性と同じ仕事につくことも
実質禁じられている地域もまだまだあります。
そして
過去メルマガでの長老との対話でも紹介したように
私たちは必要な栄養だけでなく
ただ味覚を楽しむために
動物の家族を引き裂きオリに閉じ込め
屠殺(とさつ)したり牛乳を取ることは
世界を破滅へと追いやる苦しみを生み出す要因となっています。
▼ こうしたことを伝統だから、文化だからといって
やみくもに正当化したり、現実を見ない態度を取るのではなく
冷静に過去の見つめ、これからどのように生きることで
世界で平和を作り出せるのかを、一人ひとり見つめなおし
現在できることをやっていきましょう。
平和を作り出す基本となるのは
犠牲の少ない菜食を中心とした食事です。
大きなことを成し遂げようとしなくても大丈夫。
毎回の食事で、暴力の連鎖を断ち切り平和を選ぶ意識で
食材を選んで、料理を楽しんでください。
▼ 菜食をすると身体の調子がよくなります。
「孫先生のコラムを読み、菜食を心がけるようにしていたら.........
数年間悩まされていた肘や指の関節の痛みが無くなっていました。ビックリ。」
という読者さんからの声もいただいています。
身体だけでなく、気持ちがだるいというときなど
週に3日程度からでも菜食を取り入れると改善していきますので
ぜひ、お試しください。
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☆孫将人(そんまさと)
スピリチュアルQ&A
「嫉妬を手放し、自由になる」
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では、今回も質問をみてみましょう。
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Q.いつもお世話になっております。
今日のメルマガを読ませてもらい
気になったことがあるので質問させて頂きます。
みんなができていることでも
自分が苦手なことがあるのも、その場にいづらい
そういう時は都合よく生きる=人を尊重する事だと、、
私は職場で同僚が上司に褒められるのを見ると、嫉妬をしてしまったり焦ったりします。
そういう場合はどうとられたらいいのでしょうか?
あと、周りが私の知らない事で盛り上がったりするのも、嫉妬してしまいます。
アドバイスよろしくお願い致します
※この質問には返答済みですが追記という形でQ&Aで取り上げました。
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ご質問ありがとうございます。
> 私は職場で同僚が上司に褒められるのを見ると
> 嫉妬をしてしまったり焦ったりします。
○ 都合よく生きるとは、自分や相手の
気づきや成長のタイミングを尊重すること
↑のおさらいでもあったように
相手だけでなく、まずはご自身を尊重することを意識してください。
都合よく生きるとは、相手を尊重するだけではなく
ご自身を尊重することからスタートするんです。
▼ この場合、嫉妬しているあなた自身を尊重するようにしてください。
「嫉妬している自分」がダメなのではなく
「嫉妬している自分」「焦っている自分」を認め
受け入れてあげることからはじめるのです。
嫉妬してもOK。焦ってもOK。
「ネガティブな感情は捨てて
ポジティブ思考で生きよう」
というようなことを昨今よく聞きますが
ここで気をつけないといけないのは
ネガティブがダメということではないのです。
▼ ネガティブがダメではなく
ネガティブな感情を抑えるのがよくないのです。
なぜなら、ネガティブな感情もあなただからです。
それをダメだからと心の奥底にしまっては
素直に自分を表現することが難しくなります。
▼ よくあるパターンとして、幼少のころ
悲しいことがあって、泣いているときに
「泣くのはダメ」と大人から教わり
悲しい表情を人には見せてはいけないと思い込み
感情表現が下手になってしまうケースです。
悲しいときに泣く、って自然(ナチュラル)なんです。
「悲しいときに、泣くのがダメ」
ではなく
悲しいとき、泣いているときに
それを何もジャッジ(判断、評価)せず
そばにいてあげ、涙をムリに止めようとせずに
流れるがままにさせてあげましょう。
これは周りの人が泣いていても
自分が泣いていても同じです。
▼ 自分の中で沸き起こったネガティブな感情を
否定せず、抑えようとせずに
自分自身に寄り添い、感じるままにしてあげましょう。
> あと、周りが私の知らない事で
> 盛り上がったりするのも、嫉妬してしまいます。
ここも自分が感じていることを観察するようにしてみてください。
「なぜ、嫉妬してしまうのか?」を
素直な目で、自分の心を見つめるのです。
嫉妬がダメと思って抑えていては、感情の渦に巻き込まれ
自分が何を感じているのかさえ分からなくなってしまいますが
▼ ネガティブな感情を抑えず、認めてあげ
自身に寄り添えば、ちゃんと観察できるようになります。
ヒントとしては
自分が置いてきぼりを食らったような感情や
私がいないから盛り上がっているのでは?という
自分の中にある、「自分はつまらない存在」との
思い込みがあるのかもしれないですね。
> 私は職場で同僚が上司に褒められるのを見ると
> 嫉妬をしてしまったり焦ったりします。
> あと、周りが私の知らない事で
> 盛り上がったりするのも、嫉妬してしまいます。
こうしたことがなぜ起きるのかというと
あなた自身が自分を尊重していないからなんです。
○ 都合よく生きるとは、自分や相手の
気づきや成長のタイミングを尊重すること
というように、相手だけでなく
まずは自分を尊重するのです。
自分の気づきや成長のタイミングを尊重するんです。
嫉妬していても大丈夫です。
▼ というより、ご自身でこの嫉妬に
「気づいている」のはとてもよいことなんです。
というのも、自分が嫉妬していることすら気づかずに
周りの人や有名人を非難する人もいるぐらいですので
気づきがあるということは、半分以上は解決しているようなもの。
ご相談者さんのように
なぜ、多くの人が嫉妬のようなマイナス感情に
囚われてその感情を手放すことができないのかというと
自身がマイナス感情を持っていることに罪悪感を持ってしまい
そんな自分が許せないからなんです。
嫉妬のようなマイナス感情を手放せない、相手を許せない
というのは、よくよく観察すると
▼ そうしたマイナスなことを考えている小さな自分
ちっぽけな自分を許せない(認められない)ということなんです。
恋愛メルマガでも少し触れましたが
過去にこだわったり、些細なことにこだわる
この小さな自分のことをインナーチャイルドとも言います。
このちっぽけな自分もあなた自身です。
この存在を否定せずに、認め(許し)
イメージの中でよいので、しっかりと抱きしめてあげてください。
今回の例でしたら、嫉妬しているちっぽけな自分も
ちゃんと認めてあげて、そんな風に思っていることも許してあげて
「ありがとう、愛しています」と受け入れてあげるのです。
▼ このようにセルフネイチャー
(本来の自分、自然な自分)を受け入れることで
あなたは他人の言動に左右されなくなります。
というのも、たとえ人から認められなくても
あなた自身がしっかりと自分を認めている
どっしりとした安心感が出てくるからなんですね。
ふふふ、なんとなく分かったでしょうか。。。
▼ ネガティブを抑え込んで、ポジティブになろうとしても失敗してしまいます。
このようにネガティブな自分、ちっぽけな自分も認めることで
そうしたマイナスを羽ばたかせる(解消する)ことができます。
そうすると、自然とポジティブな感情や考えができるようになるんですよ。
☆─今回のポイント─☆
○ 過去のトラウマ(傷)を直視(認め、観察)しつつも
これから生きる自分はそのようなことをやらないと決断しよう。
○ 毎回の食事で、暴力の連鎖を断ち切り
平和を選ぶ意識で食材を選んで料理を楽しもう
○ ネガティブな感情を否定せず、抑えようとせずに
自分自身に寄り添い、感じるままにしてあげましょう
○ マイナスなことを考えているちっぽけな自分を
許せない(認められない)からマイナスを手放せない
○ セルフネイチャー(本来の自分)を受け入れることで
他人の言動に左右されなくなる
○ ちっぽけな自分も認めることで マイナスを羽ばたかせ
自然とポジティブな感情や考えができるようになる
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