世間と戦う『北風(猪木)』と『太陽(棚橋)』 | バーグマンのブログ

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「一般社団法人 日本ハンバーグ協会」理事長&ハンバーグマのグーグー原作者&なつかしエンタメライター&キャラクターデザイナー
バーグマン田形のブログ
(ハンバーグ&プロレス&ファミコン&ジャンプがメインでしたが、現在休止中…)

『プロレス女子』や『プ女子』が昨秋辺りから連日メディアを賑わしている。
特に今年になってからは、『対世間』と言う意味で、いまだ最も影響力のある“地上波”で取り上げられる機会が多い。

30年来のプロレスファンとしては“常に日陰の存在”“マイノリティーの象徴”だったプロレスに思わぬ形でスポットが当たり嬉しい半面、メディア特有の良くも悪くも“茶化した感じ“に戸惑いも半面と言う思いが…。

そんな中、現在のプロレスラーの象徴とも言える、新日本プロレスのエース・棚橋選手がこの「喜び」と「戸惑い」についての思いをズバリ語ってくれた。

リンクを貼ったので、ぜひ多くのプロレスファンに読んで貰いたい!

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ファンを大事に考える棚橋選手らしい、優しさあふれる文章である。
超マイルドに書いてはいるが、要は…
『プロレス女子』と言うワードをツールにして、新たなファンを獲得できれば問題なし!
なのである。

木谷高明社長(現会長)が棚橋選手に告げた
「マニアがジャンルを潰すんだ。ライトユーザーという言葉はよくないけど、新規のファンをいかに増やしていくかが、ビジネスの鍵だ」
この言葉を確実に実践して来ているのである。


過激なプロレスを掲げ、
良くも悪くもファンの期待を裏切り続け、
首根っこを掴んでも無理矢理世間を振り向かせて来た猪木は『北風』
ならば、
最高のプロレスを体現し、
常にハッピーエンドを追い求める姿勢でファンを心から愛し、
世間が注目する空間を作った棚橋は『太陽』。


まさに童話「北風と太陽」。
説得は暴力に勝る。
力=強さだけでは世間は振り向かないのである。
『太陽の天才児』のニックネームは伊達じゃないのである。


時代は変わった。
“アントニオ猪木から最も遠い男”が、猪木と対極の方法論で『対世間』の勝負に結果を出している事実。
(…長年の猪木ファンである私的には寂しくもあるが…)
格闘技ブームの波に飲み込まれ、迷走を続けた暗黒期を“キックアウト”した棚橋選手の功績は素直に認めたい。

「時代は変えるものじゃなくて動かしていくもの」

「(自身のビジュアル、キャラクターが)プロレスの入り口になれれば」

「会場に観に来てくれれば、盛り上げて、楽しませて、プロレスを好きになってもらえるという自信がありましたからね」

「次のステージにプロレスを持っていきます。ファン、関係者がプロレスを誇れる時代にする」


この発言の力強さ、頼もしさを見よ!
自ら上げまくったハードルを飛び越える底力!
『100年に1人の逸材』と共に歩む21世紀のプロレス、面白いに決まっているのである。

棚橋&グーグー
▲棚橋選手と私…じゃなく…ハンバーグマのグーグー