木村健悟とは何か? | バーグマンのブログ

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木村 健悟(きむら けんご、男性、1953年9月4日 - )
日本の元プロレスラー、宮城野部屋所属の元大相撲力士、元歌手。
現品川区議会議員。
ウィキペディアより

昭和プロレスファンには懐かしのこの名前。
長州・藤波に続くポジションにはいたが…スター性は雲泥の差…。
間寛平似のファニーフェイスであるが、若い頃のニックネームは「貴公子」。
必殺の「稲妻レッグ・ラリアット」は、威力があるんだかないんだかさっぱり分からないが、名前はイカすのである。

そんな木村健悟、いわゆる暴露本でお馴染みの新日本プロレス元レフェリー・ミスター高橋氏にはだいぶ辛口評価されているようである。

別冊宝島 新日本プロレス黄金時代「伝説の40番」完全解明 より引用してみよう。

凱旋帰国した武藤が猪木に血だるまにされた試合
猪木&ケビン・フォン・エリックvs木村健悟&武藤敬司 における木村健悟評

高橋)試合途中の木村健悟のパフォーマンスには、猪木さんも気分を害していた。
最も不機嫌そうだったのは、木村がコーナーの猪木さんを指して「出て来い」というゼスチャーを取ってみせたことである。
(中略)
この試合でも、猪木さんからすれば「木村の野郎、顔じゃねえんだ!」という気持ちになり、武藤「制裁」への呼び水になった気がする。

…出しゃばった健吾のせいで、若き武藤は血だるまにされてしまったようだ。
とんだとばっちりです。


伝説の88年8.8横浜 60分ドローとなったIWGP戦
猪木vs藤波 における木村健悟評

高橋)試合開始前の藤波のセコンドに、木村健悟の姿が見える。話がそれて恐縮だが、木村はこういうところで思慮の足りないところがあった。誰も藤波のセコンドにつけとは言っていない。ここで自分が藤波の後ろに立てば、テレビには映るかもしれないが、明らかに藤波の引き立て役に見えてしまうのだ。

…話をそらしてまでダメ出し。
でも、抗争中の強敵(とも)を思う優しさが健悟イズム!


ブロディボイコットによるIWGPタッグリーグ優勝決定戦
猪木&坂口vs藤波&木村 における木村健悟評

高橋)その後、予定通り木村は藤波との抗争を開始するのだが、ベビーフェイスの藤波に対し、いままでどおりの、方向性のはっきりしないキャラのまま対抗したため、あの長州と藤波の名勝負のようなムーブメントは作り出せなかった。
(中略)
これは、プロとしての力量の限界だったというほかない。
(中略)
後にアメリカにあるベニー・ユキーデのジム「ジェットセンター」で武者修行をしたこともあるが、日本を離れたことでかえってファンから忘却された感もあった。

…パッとしなかった理由をぶっちゃけすぎ。
短期の海外修行の間には忘れられちゃうなんて、存在感なさすぎだよ健悟…。


と、木村健悟に対して手厳しいミスター高橋氏ではあるが、そんな高橋氏と対談した新日本プロレス元社長・草間政一氏は健悟を高評価しているのである。

別冊宝島 新日、K-1、PRIDEタブー大全2006 より引用してみよう。

草間)(新日本プロレスの社員が)会場で次シリーズのチケットを売るにせよ、「いかがですか」と声をかけるでもなく、隣とおしゃべりしているだけ。さずがに怒鳴りましたよ。お客さんが来たら「いらっしゃいませ」。気持ちよく帰ってもらうため「ありがとうございました」。これ常識でしょう?やってるのは、木村健悟だけでしたよ(苦笑)。

…新日本プロレス社員のレベルが低すぎるだけの気もするが…
ともかく、
はっきりしないキャラで存在感も希薄、なのに出しゃばり、それでいて仲間思い、そして挨拶がキチンとできる男、それが木村健悟だ!

第2の人生、品川区議会議員の活動、応援してます!