感動秘話 昔のオーダー服の話  和装から洋装へ |  創業60年 オーダー婦人服店  赤いクマノミのブログ  at 渋谷

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私らしい装いをご一緒に捜しましょう。  

ブティック モロ

クチュール素材のオンリーワン

[ 昔は 既製の服 というものが なくってね、

   洋服着たい人は 作るしかなかったの オーダーのみね。」


現在、現役のA先生(67歳) の おば様も 仕立て屋さんでした。

 その頃の お話を伺いました。


着物を仕立てる人はいたけど、 洋服が出来る人がいなかったわけ。

 だから、 叔母は駆り出されたって ワケ


駐留軍の奥さんとかの 洋服がないわけよ。そのころ日本では。

 周りはみーーんな 和装だもの。


おばがよく 苦労してたわ。 バストの形状をつくるを。


円錐形に堅い芯をきって、 バストの 山をつくるのよ。

 それも、自然で なきゃって、真綿をはって、ミシンで ぐるぐる縫うのよ。

    それを 洋服にはさむの。 カッコイイバストをつくるの。


いまでも 肩のない、ドレスとか かたーーーい 胸当てがかたちつくられてるでしょ。あれよ。


この道50年の 母も、勿論、私も 口をあんぐりでした。へええーーーー


「それからあとよ。 ブラジャーなんかができたのは!!


ほーーーーー。


私たちも 仮縫いのときは

 「一番キレイなバストラインの下着を着てきてください。」とはお願いします。


大変 興味深い お話でした。


「でもね 素材は 個性的で、ステキだったのよ。



手間隙かけた お洋服は 思い入れもあって、 大事にきこなしたのでしょう。

 エレガントな女性たちを 思い浮かべながら お話を伺いました。