株式会社ネーブルス代表取締役福田一成の公式ブログ -3ページ目

プログラミングの講師は?

「プログラミングは、現役エンジニアに教わる方が良い」という趣旨のCMを最近目にします。

 

このキャッチコピーだけでは、どの様な方が講師なのかは分かりませんが、

ちゃんと選考はされた方が講師なのだと思われます。

ただ、このキャッチコピーだけで考えれば、ある意味正解で、ある意味不正解です。

 

若干誤解される方もいるかと思うので付け加えれば、

現役エンジニアであっても教えるのが上手ではない人はいるという事を忘れてはいけません。

と言うのか、現役エンジニアは、講師ではないという事です。

つまり、技術は持っていても、それを教えることは下手という人は沢山います。

 

最初に正解の方から解説すると、

プログラミング学習とは、自分で論理的に処理の道筋を考え、

その道筋に沿ってステートメント(言い方が古い?)を入力し、実際にプログラムを動かしてみて、

自分の思った通りに動作した時の感動を味わい習得していくものと理解しています。

 

本来、プログラミングの勉強とは、「何かプログラムで作りたいものがあり」、

それを作り上げるために新しいことを学び、ひとつひとつプログラムを積み上げていき

最終的に自分の作りたいものが出来上がる感動の繰り返しと考えます。

 

その作りたいものがゲームでもいいのです。

現に私は、ゲームを作りたくてプログラミングを勉強しました。

1ヶ月でBASICを習得し、直ぐにゲームを制作しました。

しかし、BASICでアクションゲームを制作しても

当時のコンピュータのスペックでは、動作が遅すぎアクションにはなりませんでした。

そこでアッセンブラを1ヶ月で習得し、即、アクションゲームを制作しました。

世の中は移り変わりMS-DOS、Windowsへ。

私もTurboC、BorlandC++、VisualC++と変遷を辿り、ゲームを作り続けました。

その後、システムエンジニアの道に進み現在へ繋がっています。

今思えば、「作りたいものがあり」、それを実現する「バイタリティ」と「根気」が

習得できた理由ではないかと思います。

 

何も作りたいものもなく、コマンドやステートメントを習い、

テキストに載っているサンプルプログラムを模倣するだけでは、全く身に付きません。

受験英語と同じで、答案用紙に回答するための答えを勉強していても英語がしゃべれないのと一緒です。

 

お分かりかと思いますが、プログラミングは、プログラムを組む事で学んでいけ、

ステートメントやコマンドを覚える勉強ではないのです。

プログラムを人から教わる場合、

この「何かプログラムで作りたいものがあり」からスタートし、

業務としてプログラミングしている現役エンジニアから教わらないと難しいかもしれません。

パソコン教室や資格取得のための学校の講師では、これは教えられないと考えます。

つまり、CMのキャッチコピーは正解です。

 

では、不正解の方を解説すると、

最初にも記述しましたが、良いエンジニアは、必ずしも良い講師ではないという事です。

 

私の知り合いのIT系講師が、プログラミングを教えていますが、

彼は、途中、生徒さんが授業を理解できずにプログラミングの手が止まってしまった時、

生徒さんを差し置いて生徒さんのプログラムに手を入れ、先まで作ってしまう様です。

本人は、「やって見せることで理解してもらえる」と言っていました。

 

確かに私たちプログラマーには、完成したプログラムを見て理解することができますが、

プログラムにあまり馴染みのない生徒さんが、それで本当に理解できているかは、かなり疑問です。

 

プログラミングは、論理立てて組み上げていくもので、

我々プログラマーは、それを得意としているはずですが、

論理立てて説明することは苦手な人が多いようです。

 

つまり、

プログラミングを勉強するなら実際に業務に従事しているシステムエンジニアやプログラマに教わった方が良いが、

教えるのは必ずしも上手ではない可能性があるという事です。

その辺、教えるのが上手か下手かを見極めるのは難しいかもしれません。

体験レッスンやお試し入学などがあるのであれば、それを活用することをお勧めします。

 

ちなみに余談ですが、

当社でもマイクロソフト社のAccessと言うデータベースソフトを使用し

プログラミング、及び、データベースの学習が行える講座を開いています。

講師は、当然、システムエンジニアですが、カウンセラーの資格も持っており

悩みや相談の解決を得意とし、話し方、説明の仕方に長けた方に担当してもらってます。

 

 

春のさえずり

陽気も春めいてきており朝が爽やかです。

桜も散り始めた今日この頃、朝の愛犬の散歩中に出会った自然をご紹介します。

 

春になると鳥のさえずりを耳にすることが多くなります。

ツーピーツーピーとさえずるシジュウカラや、

複雑な組み合わせのさえずりのメジロの声はポピュラーではないでしょうか。

どちらも美しく春を代表するさえずりです。

 

そんな中、「ビーン」とか、「ビーユ」と鳴く声を聞いたことはないでしょうか?

カワラヒワです。群れで垂直に立っている背の高い草につかまっている姿をよく見かけます。

そんな、タイミングを写したのですが、遠い。

 

続いて、ちょっと珍しい鳥と会いました。

近所に珍しい鳥が集まる原っぱがあります。以前、そこでオオヨシキリがさえずっていました。

そこに差し掛かったところ、きれいな声が聞こえてきました。

シロハラです。シロハラは、よく地面にいるのを見かけますが、今日はさえずっているためか

木の枝にいました。さえずっているところを写真撮りましたが、遠い。

 

 

 

 

Lineの問題

委託先の中国の技術者が情報を閲覧していた問題のLine。

この問題から親会社が韓国企業である事もフィーチャーされています。

Lineが流行り始めた頃に、何人かの人が日本の企業ではない事に警鐘を鳴らしていました。

しかし、裏腹に一気に普及し国民的アプリとしての地位を確立していきました。

 

かく言う私もLineユーザーです。

非常に便利で容易に使う事ができ、素晴らしいコミュニケーションツールと思っています。

しかし、私のLineの使い方は、どうでも良い会話、飲み会の約束、いまどこ?程度の連絡までです。

セキュリティの高い個人情報のやり取りには使用しません。

 

Lineが流行る前、元々はガラ携のメールでやり取りしていたと思います。

機能としては、Line同様に特定の人にしかメッセージが送れないので、それでも良かったはずです。

では、なぜメールでのやり取りをやめてLineに切り替えたのでしょう。

 

携帯電話がガラ携からスマホに変わり、

キャリアメールでやり取りできるアプリが非常に使いにくく、地味である事。

キャリアを変えると新しくメールアドレスを取得しなければならず、

自己のコミュニティにメールアドレスが変わったことを連絡しなければならない事。

及び、メールアドレスが変わった人から連絡が来たら連絡先のメールアドレスを入力し直す必要がある事。

 

対して、

Lineは、キャリアが変わってもLineにログインさえすれば継続的に使用できるという事。

また、グループでのやり取りが容易に行う事ができ、絵文字が豊富、装飾が豊かである事。

この差が、Lineを有利にしたものと思われます。

 

話がそれましたが、

インターネットを使用しているアプリや機器は基本、私は懐疑的な目で見ています。

まず、悪意ある人が制作したアプリや機器を使用し、入力した情報を抜き取られてしまう可能性があります。

また、そのアプリ、機器を製作した人に悪意はなくても、それらに悪意を持ってアクセスしてくる人もいます。

これは、ITに携わっている人間であれば理解できる事でしょう。

 

可能性について言い出したら何も使えなくなってしまいます。

しかし、インターネットの世界はそういうものと理解してください。

ちなみにメールも盗聴できてしまいますし、

あなたがブラウザで何を見ているかも第三者は分かってしまいます。

 

では、セキュリティがずさんなインターネットは使えないのか?

上記を理解した上でインターネットを使用すれば安全性が確保できます。

私は、上記の通りLineでは、どうでもいい会話しかしません。誰に聞かれてもいい会話です。

カード番号等の重要な情報は、Lineではなく別の方法で送ります。

重要な書類や個人情報などは、パスワードのかかるファイル等で送ります。

会話の内容を盗聴されたとしてもパスワードがかかっていれば閲覧される可能性は低くなります。

 

以前に個人情報や秘密の会話を大声で叫んでいるCMをAppleが流していました。

 

ITに精通している人でないと、このCMの意味が分からないと思います。

インターネットの世界は、まさに、この状態です。

大声で自分の個人情報を世界に向かって叫んでいる状態となります。

聞こうと思った人には聞こえてしまいます。

セキュリティが強固な機器、アプリであれば暗号化された通信を行っており

世界に叫んではいますが理解できない言葉であるため解読されません。

 

ただ、全ての機器、アプリが安全ではありませんので、

それを理解し上で、インターネットと付き合っていくことが重要と考えます。