輸出伸びない背景に海外企業の競争力向上=日銀地域経済報告
2014年 04月 17日 19:54 JST
[東京 17日 ロイター]

4月17日、日銀は円安が進んでも輸出の伸びが鈍い背景として、新興国経済の減速や海外生産シフトに加え、海外企業の競争力向上など構造的な問題も指摘している。

日銀は17日公表した地域経済報告(さくらリポート)で、製造業の生産・輸出動向について分析した。円安が進んでも輸出の伸びが鈍い背景として、新興国経済の減速や海外生産シフトに加え、海外企業の競争力向上など構造的な問題も指摘している。

日銀は現在2%の物価目標を達成する異次元緩和を進める前提として、米国など先進国を中心とした海外経済の回復により輸出が次第に増加するとの立場だ。しかし一昨年暮れからの急激な円安進行のわりには輸出の伸びが緩やかなものにとどまっている現実を踏まえ、国内各支店のヒヤリングをもとに論点を整理した。

輸出数量が伸び悩んでいる背景として、第一に新興国経済の減速を挙げた。具体的には、
1)タイの自動車購入支援策終了や政情混乱に伴う需要低迷、
2)中国の供給過剰や需要促進政策終了、倹約令による消費者マインド悪化、
3)インドの金融引き締めによる設備投資低迷、
4)資源国向け建設・鉱山機械の輸出低迷─を理由としている。

また日本企業側の要因としては、既に過去の急激な円高への対応策として海外への生産移管を進めてしまっており、外需の回復が必ずしも輸出増加に結びつかないとも指摘している。
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トヨタでさえ、部品下請けメーカーに現地法人化の大号令だ。
現地法人化出来ない下請けは切り離されて行ってるわけで。

しかも、トヨタの中国における車体価格は、ワーゲンなどの競合と比較すると若干高価格らしい。そのために輸出部品は使わないということを断言している。

輸出が伸びるはずがない。(笑)

マツダぐらいだ。内製化の部品比率が高く、スカイアクティブ-Dなどは部品精度の割に価格を抑えているから、部品ではおそらく赤字ギリギリだそうだ。
それでも内製化のために金は日本国内を回るだろう。

私は、もし車を買い換えることが有ったならば、迷わずマツダを購入するだろう。ミッションやエンジン基幹部分の内製化は日本人のモノづくりを最も感じさせる部品の集大成だ。

しかもハイブリッドに逃げること無く、エンジンの機能を突き詰めている点も素晴らしい。
余計な研究開発に投資しなくて済むからだ。

利益性が低い企業は外国の株主から評価されにくい。モノづくりの素晴らしさに投資をしている株主なんて居ないからだ。

消費者を見据え、自分たちの出来る範囲で努力をし、適切な利潤を得ることは会社が儲かることと二律背反だ。
日本の消費者はこのような車を購入すべきなのだ。

3000万もするのに、中国製のペダルを使い、リコールを出したアストンマーチンなんて乗っている奴はただの馬鹿。(笑)
マツダも北米でサビが原因のリコールを出していたが、それはアメリカでの製造。

トヨタの資本となったスバルでさえも、国産は怪しい。何しろトヨタとの部品共通化を強いられているからだ。
日産に至ってはルノーとの部品共通化で大半が韓国、インドだろう。
インドならまだしも、韓国ねえ・・・(笑)。

日本人の日本人による日本人のためのモノづくりを頑なに実施する企業の製品を購入したい。