メンテナンスと自分にご褒美 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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3カ月半ぶりに整体に出かけてきた。もう体が限界だと思ったからだ。

 

日本人の先生なのだが、私の背中を見、腰に触れ、「あー体が悲鳴をあげていますよ」と。そうだろうと思っていた。

 

脊柱が右側に湾曲しているのだが、骨盤が右前に飛び出し、足首で調整しようとしているから足首もずれているという。

 

骨折した左足は問題なく、それをカバーしようとしているのか?でも常に問題は右半身。膝下の腓骨筋、脛骨筋周辺もパンパンで正座が出来ない。正座はある意味膝下の筋肉の硬さのバロメーター。普段膝下に問題がなくても正座が出来ないとその筋肉が硬くなっている証拠なのだ。

 

内臓もお腹の上から触られたら硬くなって痛いわ、首筋も頭皮もパンパン。どうりでほうれい線やら白髪が一気に増えたわけだわ。

 

毎回、自宅でも筋肉硬直の予防や緩和のためにエクササイズを教えていただくが、今日は新たなものを教えていただいた。仰向けになり、両膝を立て、押さえられつつも抵抗し、両膝をつけようとする動き、特にお腹を意識するものであった。

 

今回の空手の師範の来伊では、特に丹田の話があり、丹田から歩く意識は必要と言われたが、それを話すとまさにそうなのだという事であった。

 

ところで、やっと落ち着いてきたかな?思っていたのだが、この秋は、顔だけにアレルギーが出て、目の周り、口の周りがカサカサ真っ赤になり、痛いやら痒いやら、ひどい目に遭った。そして、また前夜からひどい顔になっているし…。

 

先生曰く、ストレス、体の疲れはあるものの、股関節のずれから腎臓、副腎にも大きな関係性があるので、それでアレルギー反応が起きることは大いにあり得るという。


また自分では股関節を始め、体は柔らかいほうだと思っていたが、たとえ柔らかくても、空手の稽古で左右平等に筋肉が使われているか?使用度はどこが多く、どこが少ないか?それを観察するといいと言われた。また稽古前後に筋肉を緩めてあげるのも忘れちゃ行けない。


原因不明のアレルギーや半身の歪みや痛さに悩みつつ、少し気分が楽になった。

 

少し甘いものが欲しくなり、帰りがけに、滅多に行かないお気に入りのバールへより、自分にご褒美。笑

 

ヴィオラの花の砂糖漬けを購入した。これはオーストリアのハプスブルグ王家の美しい皇妃エリザベートの愛したお菓子でもあるという。袋を開けるとほんのりヴィオラの花の香りがする。口に含むと何ともいえない儚い甘さ。

 

少しだけ袋に詰めてもらった。(どうせ食べるのは私だけだし…)量り売りなのだが、値段を聞いたら12ユーロと言われ、目が飛び出た!日本円にしたら2000円近いではないか!失敗した!と思ったが、あとの祭り…

 

ついでに貝殻のような形でパイのような層にたっぷりリコッタチーズの入ったドルチェ、「スフォリアテッラ」のミニをオーダー。バターは使っていないので、重くはなく、またラードを使用しているので、パリパリ感が強く、さっくり歯ごたえが楽しめる。

 

朝から自分にご褒美!一人でコーヒータイムを楽しんだ。

 

たまには体を労わらないと!