毎年、この時期は海外旅行に出ていたが、今年はどこにする？と決め始めたときに私の骨折。寒いところは行きたくないし、連休直前に医師からOKが出るとも限らないし・・・ということで、何も決めなかった。
家にこもる癖がついて出かけるのも、億劫だ。うだうだしていたら、夫は初日に朝から仕事へ出かけてしまった。それをいいことに、私はミサに出かけたが、空振り。そうだ！！この連休中、毎年いけないミラノの物産展（ L'artigianato in fiera）へ行かない手はない！！女友達に電話をかけさっさと出かけてしまった。爆
とはいえ、ミラノの国際見本市会場「ロー・フィエラ・ミラノ」の8ホールおよそ12000平方メートルのスペースを使用し、イタリア全土はもちろん世界5大陸の食品、工芸品、服やアクセサリー、革小物、ジュエリー、テキスタイル、ギフト、香水、食器など、あらゆるものが並ぶ巨大な物産展。やはりこの連休のオベイ・オベイとこの物産展は一度は行かないと、ミラノを語っちゃいけない。笑
やっぱり楽しみだったのは、フード・コーナー。フランスの生牡蠣と白ワインは噂になっていたので、絶対食べてみたかった。生牡蠣１つとエスプレッソ・コーヒーのカップくらいのワインいっぱいで２ユーロ。高いんだか安いんだか・・・とはいえ、生牡蠣はぷりっぷり。レモンをしぼって黒胡椒をかけていただいた。う・・・・・・・ん、Buonissima!! お替り！！と行きたかったが、他にも食べたいものはいっぱい。はい、次。まるで、デパ地下を徘徊するおばちゃん同様。爆
つぎは、カヌレ発見!! フランスの洋菓子である。型を持っているので、たまに思い出すと作るが、なかなか外側がかりっと上手く焼けない。カヌレの切れ端とアンジェリカとラムでつくったケーキがめちゃくちゃおいしそう。しかし、そこそこの値段がする・・・。う・・・・食べるのは、私だけだし、贅沢か・・・友人は購入していたが、はい、次。
なぜかイタリアのリグリア州のコーナーへ入り込み、ファリナータ発見！ヒヨコマメでつくったクレープのようなもの。１枚３．５ユーロ。ワインをつけて５ユーロ。「この１枚大きいので、２人で半分にしていいですか？」「ワインは？」と聞かれ｢今、飲んできたので・・・・」というと、「ワインのないファリナータなんて・・・」といわれつつ、もくもくと試食。Buona!!「やっぱりワイン飲まない?｣一緒の女友達は、ワイン＋ファリナータの値段として、１．５ユーロでワインを注文！！さすが、関西人！！しかも２杯に分けてもらっている！！それでもお店のおばちゃんは、私達がワインを追加したことにご満悦。そうでしょう？？？と。話していたら、意気投合。別のワインまでご馳走してもらった！！なんてすごいの？私達。おばちゃんパワー。
それでも、まだクレープと、ドイツのコーナーでもソーセージとザワークラフトを食べたい！と思っていたが、少量のワインで、歩いているので、酔いはしないが、暑いしかったるいし、で食べる気をなくしつつ、それでもチョコレート、ベルギーのココナッツのお菓子などを味見。あますぎ！！買わなくてもこれで十分だよね、なんていいたい放題。とにかく、しゃべりまくり、あちこち足を止めては、あーでもない、こーでもない、とお店の人にちゃちゃを入れる。
私が好きだったのは、なんといってもベトナムのお店。思わず太極拳の服を探したが、気に入ったものが見つからず。ブラウスを１枚１０ユーロで購入。リバーシブルのジャケットが素敵だったが、着てみたら？という友人の誘いに、固く拒否。着たら欲しくなるもの・・・・と。笑 トルコのコーナーが気になり探したが、それほど、気に入ったものは見つからず。ブルガリアの手編みの帽子コーナーは、かぶるたびに「かわいい！」とほめてくれたが、どれも微妙・・・。途中でコーヒー・タイム。それでも会場が暑いので、お茶さがそうよ・・・と中国のコーナーへ。ったく、やりたい放題。日本はどんな感じ？探し回ると、怪しい着物をきたイタリア人が「Welcome!」と挨拶をしてきた。｢ウエルカムはないよね～。私達、日本人ってわからないのかな？」浅草にも、こんな怪しいお土産は売ってないわ～。けちつけまくり。
気がついたら、外は薄暗くなっていた。しかも、雪。ひえ～っ。足は痛くないが、雪ですべることを想像して恐ろしくなった。
夫から「どこで、何やってんだ～！！」と電話。アジアのフード・コーナーを横目にしつつ、あ～ん、タイカレー食べたかったわ・・・・としぶしぶ帰宅。
それでも、普段は違う楽しい連休の初日であった。続く。
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