紫陽花の思い出 ~ その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昔は、紫陽花なんぞ興味なかったのに、帰国して急に紫陽花の数の多さに驚き、よーく興味をもってみていくと、種類が沢山あることに気づいた今日この頃。

昨日は、蚊に膝下十数か所も食われながらも、挿し木用に紫陽花の枝をちょいと失敬。でもそういう人が多いようで、すでに枝も切られた傾向が多かった。

紫陽花は低木だと思い込んでいたが、樹高は高いもので2メートル近くなるものもあり,そうなると枝はすでに木のようにしっかりとしている。そして、そこまで大きくなると野生化しており,葉もかなり大きく, 厚い。庭園や公園に植栽されている観賞用の紫陽花とは, また別のイメージがある。

紫陽花の名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものと言われているが、個人的には、小型の白か黄緑色のものが好き。やっぱり私って変わってる?!笑

さてさて、肝心な挿し木のための「挿し穂」の準備。
紫陽花の場合は、先端を使う「天芽ざし」と、枝の中間部分を使う「管ざし」、両方行うことができるという。なので、枝を見ながら、カットしていく。挿し穂は1時間くらい水につけて、よく水揚げさせておく。ネットで調べてみると、やれこの土がいい、やれこの用土に発根剤・・・とあるが,「直接根に挿しておけば、勝手にでてくるわよ」と母。出るものは出る。出ないものは出ない、か・・・。


↑上の画像の花の後ろは、長女が小6の体験入学の際、図工の授業で作った版画。ミラノのドウモ。


さすがに, 葉が沢山ついていたり,大きなものは蒸散し、しおれ気味。
こちらは挿し木中のゼラニウム↓



紫陽花の花芽は10月頃から出来始め、翌春3月頃に完成するそう。またこれが大きくなったらいずれ、ミラノに持ち帰りたいわ。

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