悲しい知らせ・・・ | 新宿区の税理士法人アクア 代表の徒然日記

悲しい知らせ・・・

今日、勤務時代の同僚税理士から電話がありました。


「○○さんが、亡くなった。」


「はっ??? 何!?」

との言葉しかでませんでした。



私には、勤務時代に5人の大変お世話になった先輩がいます。

そのうちの一人です。



山で遭難してしまったらしいです。

教えてもらった通りに検索したところ、ニュースにも出ていました。

愕然としました。



花見(ハイキング)か何かで山に入ったところ、道に迷ってしまいました。

途中で警察にも携帯でSOSをかけました。

でも、その後圏外になったか、充電が切れて、連絡が取れなくなったとのことです。

しかも、捻挫もしていて、動けなくなり・・・。



その先輩には、大学卒業してから独立するまでの丸10年お世話になりました。

大学を出て、何も分からない状態の私を教育してくれました。

嫌な顔せず、色んなことを指導してくれました。



前の事務所を辞める(独立する)際にも、相談しました。


   ・先輩に、後輩の教育など押し付けることになるのではないか

   ・後輩の面倒も見ずに、逃げることになるのではないか

 

  などです。


 (本当は、その先輩も退職して田舎に帰りたかったのです)



 止められるかなとも思いましたが、むしろ背中を押してくれました。


   ・残るもの(勤務していた事務所)のことは、気にしなくていいから、独立していい。

   ・10年間、よく頑張った。ありがとう。

  

  と言ってくれました。




よく、一緒に所長に怒られました。

 

   私の代わりの怒られたことも沢山ありました。

   ハワイの慰安旅行では、怒られて観光ができませんでした。

   途中、一緒に抜け出してアウトレットに行きました。




結婚式も来てくれました。


  退職後だったので、恐る恐る「結婚式に来てくれますか?」と聞きました。

  「10年間一緒にいたんだから、俺にもお祝いに行かせてくれ。」と言ってくれました。

  後日、「いい結婚式だったよ!」と言ってくれたことを覚えています。




私の父が亡くなったときも、来てくれました。



  (考えてみたら、葬儀の時が最後に会ったときでした)





今更ですが、

 

  遭難した時点で連絡くれれば、お世話になった同僚や後輩も何十人もいるのだから、探しに行けたのに・・・。

  仕事休んでも、駆けつけた人は多いのではないかと思います。

  多少は力になれたかもしれないと思うと、悔やまれます。

  でも、警察も消防も何日も捜してくれたようです。

  (ありがとうございます)





その先輩は、

  何日も一人で、心細かったと思います。

  山の中で、寒かったと思います。

  食料もなくなり、不安だったと思います。

  携帯も繋がらなくて、怖かったと思います。


そういった状況の先輩の様子を想像すると、心が痛みます。

 涙が出てきます。

 本当に本当に残念です。




また、飲みながらでも、色々な話ができると思ってました。




○○さん、今までありがとうございます。



○○さんから教わったことは、私の事務所でも間違いなく引き継がれていきます。



心よりご冥福を申し上げます。





副島正雄