世界のひとからは東北がまったく見えなくなってしまっていることを知る。 | 若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog

世界のひとからは東北がまったく見えなくなってしまっていることを知る。

12月6日夜の講演@虎ノ門を終え、全力で羽田空港へ。
初めてのマレーシア/クアラルンプールに向けて
シンガポール経由の移動。寒い東京から30℃の地へ。

日本マイクロソフトの龍治さんと、NPO事業サポートセンターの
池本さんと共に、

microsoft " accelerating Asia Pasific 2011"という
イベントに参加するためだ。すでに下準備は進行しているのだが
来年から本格的に行うICTを活用した被災地域への貢献。雇用が
大きなテーマでのご支援に取り組まさせていただく。それを
世界中(今回はアジア中心)から集まるMS社員の方々に伝え、
ご協力を得る、ことをミッションに。

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立ち話や個別セッション、各国からのゲストやMS社員さんとの
コミュニケーションを通じて、また、”やってしまった”英語での
スピーチの際にも思い、聞いたのだけれど、

残念ながら世界中から集まっている多くの方には、「東北」の
現状は伝わっていないということを知った。もちろん、すべて
終わったんでしょ?というひとは一人もいなかったけれど、
自国のメディア、または、英語のメディアでの掲載量が減ったことや
そもそも東北で頑張っている、東北の方や支援に入られている方、
日本のメディアから、自分たちが理解できる言語で発信されていない
ということらしい。

情報アンテナの高い方々であっても、日々、流れる情報洪水のなかで
その洪水の一部に東北の状況などが入り込まないと、なかなかアンテナに
ひっかからないということだ。

でも、龍治さんや池本君のプレゼンにより、いまの状況が把握され
僕の東北UPには多くのひとが関心を寄せてくれた。また、何ができるのか、
お手伝いはどんなことができるのか、などなどご質問やご提案も
たくさんもらった。

友人らが次々と、また長期的に被災地にかかわるなか、僕はとても
後発であったのでうまく回答もできないし、するだけの知識や情報量も
ないので、基本は持ち帰らせていただくしかできなかったのだが
今回のような場にもっと日本のひとが、立場を問わず出ていくと
世界の眼は、日本や東北を向いてくれるのだなぁということに
改めて気が付いた、貴重な経験でした。

日本の状況を日本に発信するのはもちろんだけれど、
日本に発信しているものを英訳や他の言語に訳すというよりは
初めから海外向けの情報をしっかり出すような仕組みがあると
いいのかなと、現在、何ができるか検討中。。。


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