ナビサイトがオープンする前に、心がけておきたい4つの情報との付き合い方 | Facebook就活のススメのブログ

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ナビサイトがオープンする前に、心がけておきたい4つの情報との付き合い方


間もなく12月になり、ナビサイトがオープンします。
一般的には就職活動が本格化するということですね。

個人的には就職活動の時期が決まっており、
いっせいにスタートすることに違和感はありますが、
これが仕組み化と効率化を兼ね備えた企業主体の既存のモデルなので、
就活生は従うしかありませんよね。

開始が二か月遅れて、選考の時期は変わらないということは、
単純に自分の人生を考える時間が短くなりました。
就職活動≒社会勉強<学業
が優先された形にはなりましたが、
いつの時代も大学の都合と企業の都合に巻き込まれる学生の立場は
非常に気の毒だと思います。

今回の記事は、ナビサイトがオープンする前に、
心がけておきたい4つの情報との付き合い方について書かせてもらいます。

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1,情報を疑う




ナビサイトがオープンすると、まず情報の量が圧倒的に増えます。メールの量は5倍近くになりますし、イベント(説明会、セミナー)も増えます。周りの友達も就活を始めるので友達から入ってくる情報の量も増えるでしょう。情報には二つの側面があります。事実と意見です。事実とは数字やデータのことで、意見とは情報が伝わるまでに、誰かしらが介入することです。残念ながら、就職活動で入ってくる情報のほとんどが事実でなく、意見なのです。ナビサイトに掲載されている情報は採用支援会社が介入していますし、友達、先輩から聞いた情報はその人が介入しています。OB訪問や会社説明会もその企業が介入するため、事実ではなく意見に分類されます。

「弊社はグローバル展開をしています。」
>>>海外売上の比率は?
「若手も活躍できるし、雰囲気もいいよ。」
>>>若手管理職の比率は?若手エースの給料は?
「大企業は安定してるから行きたい」
>>>資本比率は?負債は?競合優位性は?市場の成長は?

意見ではなく、データを見ましょう。意見をそのまま鵜呑みにし、意思決定に影響を及ぼされるということは他人に人生をゆだねてしまうことでもあり、大変危険なことだと思います。「先輩の言うことを聞いて、思っていた企業と全く違う。」そんなこと言っても、先輩は自分の人生に責任は持ってくれません。
まず他人の意見は疑いましょう。その情報は真実か?誰にとっても同じ認識なのか?情報の根拠は何なのか?情報はどこから入手したのか?

事実と意見は全く異なることは本当に多いです。

2,情報を整理する。




情報の量は本当に増えます。だからといって、情報を遮断するのではなく、自分にとって必要な情報だけ残し、必要のない情報は捨てていくことが重要になります。その際に、情報を整理する軸がないと、情報の波に埋もれてしまうでしょう。情報の軸は何でもよいと思いますが、他人の軸を真似しない方がいいとは思います。人によって、価値観やものごとの優先順位は違うので、当然、情報の軸も異なります。

一つの例として、私が就職活動をしていた時は、
・楽しそうか、楽しくなさそうか
>>>会社の事業内容を知った時に、やりたいと思うか、もっと知りたいと思うかなど感覚的な部分で判断する軸はとても大切にしてました。

・費用対効果は高いか
>>>普通の説明会は費用(二時間?)かけて効果(採用HPの掲載情報)の繰り返しである場合がほとんどだし、セミナーは費用(二時間?、3000円?)かけて効果(本の1/5程度の情報)なことすらありますよね。もちろん例外もありますし、実際に行くということも大切ですが、同じ時間を使うのであれば、OB訪問をした方がいいと思っています。

・新しいことか、既にやったことあることか
>>>既にやったことあることはあまり好まない性格なので、常に新しいことをするように心がけていました。似たようなセミナーでも視点を変えるだけで、全く新しいものになります。例えば、一度は参加者視点でセミナーに参加し、次のイベントでは運営者視点でイベントに参加するのでは全く異なる行動です。


このような軸を作った後は当てはまらないものは"絶対に参加しない"ことを決断するだけです。就活生との飲み会は行きませんでした。楽しいけど費用対効果が低いからです。大手企業の説明会も行きませんでした。IRに書いてあることを3時間かけて説明するだけの場合が多いからです。面接も何度も辞退しました。楽しく働けないと思った企業を受け続ける必要がなかったからです。


3,情報を点でなく、面で見る。



冒頭でも触れましたが、就職活動≒社会勉強<学業なのが現実になり、たくさんの情報に触れる時間、人に話を聞く時間、自分の将来について考える時間が減りました。これは紛れもない事実です。そして、今や3人のうち、二人しか就職できない中で焦ってしまい、どうしても情報を短期的、断面的、いわゆる点でしか見れなくなってきます。しかし、社会は学生が想像している以上に繋がっています。どの企業も多くの関係者がいて、取引企業があり、社会の一部なのです。

情報を大きな面で見ると、今後その企業はどこに向かうべきなのか、また社会は何を求めているのかがなんとなくですが分かるようになってきます。つまり、情報を面で見たときに大きな変化に注目することで、未来を見ることができ、大きな繋がりを見ることで、働く姿がよりイメージでき、なりたい自分がより明確になります。

"自己分析は過去からするもの"であるというのは固定概念の一つなだけで、未来から分析することもできると思っています。3年後、社会はこうなっているだろうという仮説をもとに、自分はこのような存在になっていたいという未来像を考えます。そして、そのためのアクションプランを落とし込んでいく過程に"自分"があるのではないでしょうか。

4,情報を発信する。



情報はインプットするだけでは"価値"にはなりません。社会はアウトプットしか評価されません。インプットをいくらしたところで価値提供はできないので就活マニアになってしまうだけです。それにも関わらず、学生はアウトプットをする機会もなければ、しようとも思わない傾向があります。アウトプットしながらインプットを出す学生は数%もいないのが現状だと思います。一度アウトプットを出した経験がある人は価値提供者側、つまりビジネスマンの視点でものごとを見ることができるようになり、これは就職活動において本当に大きな差になるのです。

アウトプットの方法として例えば
・説明会に参加したら、その企業について友達に説明する
・セミナー、本で学んだことをブログに書いてまとめてみる。
・一日の終わりに、昨日と今日の変化をTwitterでつぶやく

何でもいいと思いますので、アウトプットをして、他人に価値提供することが大切です。もっと簡単に言えば、いいなと思ったニュースやブログの記事をいいねボタンやつぶやいたりすることも自分のフォロワーに対する価値提供になります。情報とは流動的なものです。自分で情報を止めてばかりいたら、いつまでたっても価値を受け取る側の人間から抜け出せません。それでは仕事はできないのです。発信することを恐れずにどんどん挑戦してみてください。


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何で今回私はこのような記事を書いたのか―――。

今の仕組み上、みなさんは採用支援会社の情報を一番多く受け取ります。
支援会社はビジネスで情報を発信しているので、偏っています。

正直言うとこのような"情報との付き合い方"は学んでほしくないと思っています。
理由は簡単で、自分たちが稼げなくなるからですね。

一方で面接、ES、SPI、グループワークのテクニックを発信することは誰でもできます。しかし、それは就活生から考える力を奪い、均一化させ、存在しない"正解"を与えてしまいます。



考えることをやめないでください―――。

選択するということは何かを捨てて、何かを得ること。
楽な選択をすれば、効率的かもしれませんが、
考える力を捨てることなのかもしれませんね。


最後に、是非この記事が参考になった方は早速アウトプットしてみて下さい^^