1978年4月4日に後楽園球場で
キャンディーズの「サヨナラ・コンサート」が開催されましたが、その様子が翌日の4月5日の新聞に大きく取り上げられています。
ここでは、朝日新聞(縮刷版)の記事を元にご紹介します。
1978年4月5日付けの朝日新聞朝刊23面。
高さ三段分の写真の下に右側に14行2段、左側に15行2段の記事本文。
本文の文字数は836文字(私調べ)。
見出しは以下の通りです。
キャンディーズ サヨナラ・コンサート
三人娘に若者五万人
後楽園で熱狂の大合唱
レイアウトはだいたいこんなところでしょうか。
芸能人の解散コンサートの模様が一般紙でこれほど大きく紹介されるのは異例中の異例ですから、単なる芸能界の一つのトピックスという範疇を大きく超えた社会現象になっていたことが、このことからもわかりますね。
さて、その記事の内容。
会場五万人の熱気について、新聞記事は以下のように表現しています。
”王選手がホームランを打ちっ放しといった感じの熱気に包まれた一夜だった
一回の観客動員数が五万人というのは日本の芸能界では前例のない大興行だったようですね。
過去の例については以下のイベントが引き合いに出されています。
・灰田勝彦が芸能人の野球大会を開いて二万人(を動員)
・グループサウンズの全盛期で三万人(を動員)
私としては「灰田勝彦」さんのお名前が出て来るのは嬉しいのですが、キャンディーズファンの中心世代の方がご覧になったら「???」という感じでしょうね(笑)
同じく「タイガース」の全盛期も「???」という感じかも。
一方、キャンディーズファンよりも上の世代の方にとっては、この過去の例でどれぐらいの大きなイベントだったか、ということが実感できたのでしょうね。
(う~ん、ホントに実感できたのかな・・・苦笑)
私は残念ながら行けませんでしたので、
この記事で行った積りになって鬱憤を晴らしてます(笑)