新聞の番組欄に載っている活字を追うことによって、この番組について何かを考える材料としてご提供する、という、月に一度の記事。
さて、今回は1978年3月の番組欄から。
いよいよキャンディーズ出演の最後の月ですよ。
===以下、番組欄より===
■1978年3月6日
嗚呼!あと29日キャンディーズ▽異常ヒット!しらけ鳥
▽ピンぴんピンの牛若丸だよカバ大将
■1978年3月13日
嗚呼!あと22日キャンディーズ▽異常ブーム!しらけ鳥
▽ピンぴんピンスケート▽狂乱カバ大将
■1978年3月20日
悲報!あと15日キャンディーズ▽電線音頭対しらけ鳥
▽なんちゃってカバ大将▽ピンぴんピン
”長内家の未亡人”コーナーは東大さん(三木まうす)がエジソンの有機学的発明の研究発表会に出かけようと工事現場的スタイルで登場。
続いては政太郎(小松政夫)が現れ、「しらけ鳥音頭」を披露。美那子未亡人は「好きになりそう」と政太郎をみつめる。
”バックアップ”のコーナーは園まりの「舞酔坂」。
”シロちゃんヨコちゃんのピンぴんピン”は秋野暢子が酔態七変化を披露。
”敏行ナナの日本昔ばなし”は「はちかづきひめ」。
ほかに”キャンディーズ童謡大全集”など。
■1978年3月27日
今夜でお別れキャンディーズ▽飛べ!怪鳥しらけ鳥
▽ピンぴんピン大会▽惜別!涙のカバ大将
”長内家の未亡人”コーナーはふん囲気に浮かれた群馬の田舎コメディアン石井愃一が、シロ子未亡人(伊東四朗)に「かわいがって」と抱きつくが、逆にけとばされる。
”シロちゃんヨコちゃんのピンぴんピン”は今夜が最終回。
秋野暢子が精いっぱいがんばる。
”悪ガキ一家”では、キャンディーズが引退後の自分たちの姿を披露して笑いを誘う。
”敏行ナナの日本昔ばなし”は「あまのいわと」。
===以上、番組欄より===
新聞のラテ欄には、キャンディーズ解散までのカウントダウンの日数が踊っています。
キャンディーズ出演のラスト2回分の番組紹介記事には意外にもキャンディーズ関係のコーナーが載っていないですね。
3月27日放送の”悪ガキ一家”程度ですね。
この番組の看板コーナーはキャンディーズがコントで大奮闘する”悪ガキ一家~”ですが、もう一つのコントのコーナー”長内家の未亡人”が番組紹介記事でクローズアップされています。
こちらのコントもこの頃になって人気が上がってきたのでしょうか。
私、かなり好きなのです、このコント。
秋野暢子さんもキャンディーズとともにこの番組とはお別れなのですね。
「赤い運命」では役回りとしては百恵ちゃんの敵役で損なイメージでしたが、それを払拭するような面白い気さくな「ピンピンピン」のお姉さんとしてご活躍でした。
3月20日の放送では園まりさんのバックアップをしたのですね。
このコーナーでバックアップされる歌手としては大物のような。
さて、翌4月からのこの番組は新展開。
来月の「みごろ!~」マンスリーウォッチ の記事でご紹介します。
では、バッハッハーイ!