上手かそうでないかは別にして、私は歌うのが好き。


そんな私はデュエット曲でも一人で歌わないと気がすまないというちょっと困ったところがあるようです。


なぜかというと、デュエット曲だと単純計算ではフルコーラスのうち半分しか歌えないからです。


このことは私にとっては欲求不満のタネ。


というわけで大抵のデュエット曲は一人で歌うのですが、そんな私もなかなか手が出ないのがこの曲「二人の銀座」。


山内賢さんのパートが少し難しく、また二番が終わってから転調するあたりの部分もやはり難しく、一度試してみて大失敗してから、もうひたすら「聴く」ことに専念しているこの曲。


1966年発売の曲。


作詞:永六輔さん、作曲:ザ・ベンチャーズ。


夜の街  星  三日月  キラキラ 星空  キラキラ 三日月  星  夜の街


このところ続いている記事の流れで、今回は和泉雅子さんにフォーカスさせていただきます。


山内賢さんのファンの方、どうかお許し下さいね。


夜の街  星  三日月  キラキラ 星空  キラキラ 三日月  星  夜の街


この曲での和泉雅子さんの歌い方は、随分「甘えんぼ」さんというイメージが前面に押し出されています。


この「甘えんぼ」な歌い方が、当時の殿方のハートをキュンと鷲づかみしたことを想像するに難くないようです。
かたつむり今聴いても、ぐっとくる、という方も多いのではないでしょうか。


和泉雅子さんの当時のお写真や映像をこれまでに随分見てきていますが、なかなかの美貌ですから、この「甘えんぼ」さんの歌声との相乗効果で、男性を魅了する「威力」は相当大きいものではなかったか、と思われます。


当時の日活の歌う映画スターといえば吉永小百合 さんが圧倒的な存在でしたが、吉永さんの歌い方は「コーラス」を歌うような優等生的な歌い方。


その吉永小百合さんに対して、同じ日活のスターだった和泉雅子さんが差別化を図るために採択されたのが、「甘えんぼ」歌唱法だったのではないかと、勝手に想像しています。

本当に「勝手」な想像に過ぎないのですけれどあせる


夜の街  星  三日月  キラキラ 星空  キラキラ 三日月  星  夜の街


イントロはムードのある雰囲気で始まりますが、ドラムスの演奏とともに転調。

ウエスタンのようなノリで気持ちが湧き立つような感じになります。


詩にも「銀座」のいろいろな情景が描かれ、聴いていて楽しくなる曲。


もの心ついた頃には既に「銀座」にまつわる曲や映画が国民的な支持を受けていて、「銀座」に対しては子供心に憧れのような気持ちを抱いていました。

この曲はそんな「銀座」に対する憧れの心をいっそう募らせるようでもありました。


さて、自分が大人になってどうか、というと。

「銀座」の街は何やら敷居が高くて、なかなか気軽に遊ぶというところではないです、残念ながら。

遊びに出かけるのはせいぜい映画館ぐらい。


鍋町奉行の勤務が終わってから、さあ街に繰り出すぞビックリマーク、と意気込んでみても、「銀座」にはなかなか。。。汗


というわけで庶民的な街でお鍋をつついていますあせる


憧れの街だった「銀座」は、これからもずっと憧れのままなのかも知れません。


一方で若い世代の方は、「銀座」とは違うスポットで楽しんでいるようですから、そういうことを考えると、一体どういう方が「銀座」でお楽しみなのか、と素朴な疑問を抱いているのですが、さてどうなのでしょうか。



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和泉雅子さんといえば、後年「探検家」としてのご活躍が印象的ですので、映画スターというよりは、こちらの方面でイメージなさっている方も多いかも知れませんね。


他には「ウーヤータービックリマーク」のミラクルボイスが大人気だったテレビドラマ「少年ジェット」に出演なさっていたので、こちらでの印象を強くお持ちの方もたくさんいらっしゃるかも知れません。


「少年ジェット」はテレビ番組の回顧番組で紹介されているのを見て以来、実に興味津々です。


この回顧番組放送後、DVDソフトが発売されているのを店頭で発見し、喉から手が出そうになるほどでしたが、何せふところに冷たい風が。。。あせる


「人生お金じゃないさ」とは思うものの、この時は「お金」が欲しいと思いました、ハイ。


これは随分脱線しましたあせる


夜の街  星  三日月  キラキラ 星空  キラキラ 三日月  星  夜の街


「二人の銀座」に見る、和泉雅子さんの歌唱法。


これはある女優さんのイメージに通じるものがあるな、とまたまた勝手な想像をしてしまったのですが、この続きは別の記事で。


またまた、連続ドラマのノリですね。