民主党マニフェストの各論に賛成した結果が今回の大勝の理由ではない。

日本においても国民は党の選択できても、政策を選択する事はできない。

国民にとって国にとって不利益または無駄な政策は一切許されない。

それを強行するとすれば、それは、国及び国民に対する選挙悪用による職権乱用、裏切り行為、背信行為に他ならない。

本題の前に更に喫緊の提起として
社会保険庁の独法化した日本年金機構の移行を即刻中止撤回せよ
社会保険庁職員1万人無条件スライドと移転費・家賃継続発生という無駄な社会保険庁解体、独立行政法人新設移行は背任行為
市販類似薬の保険適用とりやめにおいて漢方薬を除外せよ


さて、本題に戻すと民主党政権で大きく欠如していてもったいないのは国の方向性を指し示す実現可能性の高い鮮烈なメッセージではないだろうか。

民主党マニフェストは大きく以下の7つの視点に分けられるようだ。

1.ムダ遣い
2.子育て・教育
3.年金・医療
4.地域主権
5.雇用・経済
6.消費者・人権
7.外交

視点としては過不足ないように見受けられるが、これらを勘案した上で国の方向性を真っ先に打ち出さなければならないが、未だに見えない。

各政策論以前に、方向性を打ち出すべきだ。

国家戦略室という重要かつ明確な機関を新設したにも関わらず、考えも及ばない人々にまで国家戦略に注目させておいて敢えて国の方向性を明確にしない理由は一体何?

この方向性がないのは致命的だし、万一にも出しているつもりだとしたら全く伝わってこず、メッセージ性にも著しく欠ける。

オバマ氏のChangeを引用するだけでは、インパクトがない。

しかもChangeは大前提で、その先の目指す未来像を明確にすべきだ。

逆に見いだせないのか?見出してはいるが、何らかの理由で打ち出せずにいるのか?

前者の可能性が高いように思うが、いずれにしても説得力ある未来像として国の方向性のメッセージを打ち出さないと地球環境問題も、景気浮揚策も、何1つとっても説得力に欠け、何事もおぼつかない。

実現可能性の高い鮮烈なメッセージを発信せよ