【陥没発生2日目】復旧作業について、現地での調整会議での内容をまとめてお伝えしますね。

①いつ復旧できるのか?
まずは今週中にライフライン復旧作業を終えて、月曜日には仮復旧を完了させて人も車も通行可能にすることを目標に各事業者が工程表を作ることで合意しました。

②かなり時間が掛かるという報道を見たが?
二段階で復旧をすることになりました。まずは仮復旧でライフラインの復旧と、人と車の通行を可能にする。その後本復旧に向けて車線の制限や夜間工事を利用しながら工事をする。

③まだまだ埋めるセメント混合土の量が必要と聞いたが?
オール福岡で夜を徹して作業することで、今日の夕方には埋め戻しが終わります。そこから固まるのを待ち、明日、固まったのを確認できれば人や重機が穴の中に入ってインフラ管などの処置が始まります。

④本格復旧の予定は?
今は市民生活に大きな影響が出ている状況を確実に最速で復旧することに集中しているので、仮復旧後の本格的な復旧に向けた工事作業工程は、今後関係する事業者の皆さんと工事日程を調整しながら決めていきます。

ただこれは現時点での合意された目標です。今日の会議で全員で確認した限りでは実現可能な目標ではありましたが、何と言っても安全第一ですから、もう一度各事業者には持ち帰って頂いて、一人のけが人も出さずに確実に作業が可能かを検討して頂いて、その上で最終的に施工事業者に工程表を引いて頂くことになっています。多くの皆さんにご迷惑をお掛けしていますので、安全第一にしながら、最適な方法で最速で復旧できるように取り組んでいきます。

ちなみに下水道については破損した管路を避けた迂回路が一部出来ています。それなのに何故下水道の使用を控えて頂くお願いをまだ続けているかというと、今回作った下水の迂回路は平時より小さな管路なので通常と同量の下水が流れると負荷がかかる状況にあるのです。そこで引き続き下水道の使用制限をお願いしている状況なのです。ですから禁止ではなくて出来るだけ協力をお願いしたいということなのです。

 

追記:下水道の迂回路が全て完成しましたので、この後20時(9日)には下水道の使用制限は全て解除致します。ご協力本当にありがとうございました。

 

福岡市長高島宗一郎