久しぶりにTGM用語まとめです。
過去のものも見やすくするために、ブログカテゴリに「TGM用語まとめ」というのを追加しました。
※間違いのご指摘大歓迎です
■エクステンソル・アクション(Extensor Action)
ヒッターはともかく、スインガーは右手を使いすぎるのはよくないというのがTGMの教えですが、スインガー、ヒッターに関係なく、右手の効果的な使い方があります。
それがエクステンソル・アクションです。
これもやることは非常に単純で、PP#1(プレッシャーポイント1番)で左腕を伸ばすように、右手で外側へ押す力を加え続けることです。
PP#1とは右手親指の生命線が通っているくぼみの部分です。ここと左手親指が接触する所です。
(過去の用語まとめを参照ください)
これはスイング中、フィニッシュするまではエクステンソル・アクションを加え続けるのがいいみたいです。
Lynn BlakeによるExtensor Actionの説明です。会話の内容がよく分からなくても、教えている様子で何となく分かると思います。
で、エクステンソル・アクションを入れると、どんな良いことがあるのか?についてですが・・・
まず、左サイド(特に左肩甲骨から腕にかけての筋肉)がストレッチされた状態を保つことが挙げられます。
こうすることで、飛距離が増すのは言うまでもありませんが、余計な力をかけることなく、オートマチックな感覚でスイングする助けになると思われます。
そしてもう一つ重要なのは、右手で左腕を伸ばす力を加え続けることにより、上半身、グリップ、クラブの3者の位置関係を正確に保つ効果が考えれます。
例えば、両肩とグリップの三角形は通常、直角三角形(両肩と右腕が直角)になります。
ちょうどグリップは、体から見て右肩の正面にあります。これは基本的にアドレスからフィニッシュまで常にその位置関係にあるはずですが、手で横に叩くイメージが強すぎると、インパクト前にこの位置関係が崩れてしまいます。
しかし、エクステンソル・アクションを加え続けることで、この位置関係を固定し、キープする助けになる(と自分は思います。)
すいません、ここは自分の意見を入れて書いてます。
また、PP#1へプレッシャーを加えることで、右手が甲側に折れたフライングウェッジ(Flying Wedge)の状態をキープしやすくなります。
実は右手のフライングウェッジ(右手が甲側に折れた状態)をキープすると、クラブシャフトが右前腕のプレーンと重なって降りてきやすくなります。そうなると、毎回同じインクラインド・プレーンをトレースしやすくなるので良いことづくめです。
と、まあこんな感じなんですが、エクテンソル・アクションについては、
僕は左サイドのストレッチよりも、腕とクラブのアライメントをキープする効果の方が重要な気がします。
最後にドリルをご紹介します。
よく左肩に紐を結んで、それを引っ張るドリルを見るのですが、こちらの方が簡単です。