![$So-kunのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120515/14/so-kun1/4b/e0/j/t02200315_0230032911974258897.jpg?caw=800)
正直なところ、僕はTGMの本を読んだことはありません。
アメリカ人ですら、何を書いているか理解できる人は少ないと言う評判を聞くにつけ、購入に踏み切ろうという気を無くしてしまいます。(1万円を超える値段も購入をためらう大きな理由です)
しかし、本書で使われている用語や分かりにくいとされる表現の意味さえ押えれば、それほど難解ではないという人もいます。
完璧に理解するためには原書を読まなくてはいけないかもしれませんが、必要なことさえキッチリ理解すれば、必ずしも隅から隅まで理解する必要はないかもしれません。
昨今、なぜTGMがこんなに評価されているのでしょうか?
国内、海外含め、他のブロガーさんなどが同じことを言及されていますが、やはりTGMが素晴らしいのは、普遍的な「理論」であるからじゃないかと思います。
よくインストラクターが教えていることを総称して「スイング理論」などと言ったりしますが、「理論」と「手法」はまるで違うものです。
インストラクターは、スイングするにはどうすればいいか、どのような練習をすればいいかという”How to”を教えているのであって、それは手法(Method)です。
一方、TGMのように、何をどうすればどうなるといった”現象”を体系的にまとめたものが「理論」(Theory)だと思います。
TGMの著者であるホーマー・ケリーさんは、TGMはスイングのカタログとして使ってほしいと言っています。
要するにスイングにおける仕組みやパーツなどの材料や、考え方は提供するが、何を取捨してどう使うのかはゴルファー本人の判断に任せるというスタンスです。
例えば、ファッションに疎い人が、膨大な種類の服から自分の好きな服を選ぼうとしても、どれを買えばいいか分からないし、それでカッコよくなる道理はありません。
しかし、仮にオシャレなアイテムが厳選されたカタログがあって、さらに帽子、ジャケット、シャツ、パンツ、靴、ベルトなど、おすすめコーディネートパターンなどが載っていたとすれば、かなり判断するガイドラインとして役に立ちます。
TGMはまさにこのカタログだと言えます。
最終的には個人の判断に委ねられるとしても、パーツの選別と、考え方の方向付けがされるだけで、ずいぶん効率化・簡素化できます。
また、あらゆるゴルファーやインストラクターのスイングメソッドをTGMの用語で解説できれば、今まで感覚的な表現で誤解をしていたことなどが、よりクリアに理解できると思います。