Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング 倉下忠憲 | So-Hot-Books (So-Hotな読書記録)

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書評と読書感想文の中間の読書日記。最近は中国で仕事をしているので、中国関連本とビジネス関連本が主体。

<My Opinion>

R-Styleというブログ主宰者の本。私はR-StyleをGoogle Readerに登録してあって、例えばアンガー•マネージメント の記事等は発想が建設的でとても気に入っている。R-Style というBlogが出版社の目にとまり、そこから書籍出版につながったという経験の持ち主だから、ソーシャルメディア時代のセルフブランディングがきっと上手なのだろうと思って読んでみた。

タイトルは「Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング」であるが、
FacebookとTwitterについては一般的な使い方の解説がほとんどで、タイトルは若干ミスリードだと思う。要するにセルフブランディングの入門書だ。その観点から見ると、以前読んだMe2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」 ダン・ショーベル の方が体系的で完成度も高い。

ただし、本書を読んだことで自分のBlogやソーシャル系サービスの使い方を再考させるきっかけになったので個人的には満足している。セルフブランディング系の本を読み慣れた人であれば1時間程度でざっと読むことができるかもしれない。以下気になった点をメモしておく。


<Memo>

ブランディングの基本(P51)

ブランド作りにおいては、まず二つのことを決めておく必要があります。 第一に、自分が伝えたいと思っているイメージは何なのか。 第二に、それをどのような人に伝えたいと思っているのか。

セルフブランディングの「五つの」原則(P52)

•自分で行う
•継続する
•嘘はつかない
•短期的な効果を求めない
•自分だけを目立たせない

セルフブランディングの基本「三つの要素」(P60)

•何をしてきたのか
•今何をしているのか、何ができるのか
•これからどうしたいのか、何がしたいのか

何をしてきたのかを人に伝える時のポイント(P61)

人というのは「物語」に興味を持ちます。「アイデアのちから」という本の中で、人の記憶に焼き付くアイデアの特徴としてSUCCESが挙げられています。

Simple 単純明快である
Unexpected 意外性がある
Concrete 具体的である
Credible 信頼性がある
Emotional 感情に訴える
Story 物語性

自分が伝えたいと思っているイメージを思い浮かべるきっかけ
(P74)

•自分の感動ポイント100を探る

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