掘り出し物 | 裏すなふきん放浪記

裏すなふきん放浪記

ふだんはにこやかにふるまう

女子の裏側をお楽しみ下さい。

私は、楽天のヘビーユーザーだ。

奮発してカードをゴールドにしたが、

年会費よりも、かさ増しされるポイント数の方がはるかに多い。

ありがたや。


元々、がっつり本やCDを購入する方ではないけれど、

楽天BOOKSの買い物は、だいたいポイントでまかなえている。

しかもポイントなので、

「これに大事なお金を出すか?」といった葛藤がなく、

わりと興味本位のままに、

アグレッシブかつオフェンシブに本を購入している。


その中の1冊が「叶恭子 智のジュエリー12ケ月」だ。

まぁ、タイトルを見てもらえばわかるが、

アメブロでも大人気の叶姉妹のお姉さま、叶恭子さんの著書。

しかしファンには意外と盲点だと思う。

なんと、この本。

児童書なのです。


あの妖艶な恭子お姉さまが、

いたいけな中学生に向かって、

どんなことをおっしゃるのか!?

それだけの興味で購入。


内容は実にまっとう。

しかもストイック。

短いセンテンスで述べられている言葉は、

エレガントだが、内容は実にスパルタ。

他人に依存しない、期待しないという哲学。

そして自己啓発と理想の自己へのアプローチ。


「友人が欲しいと言う前に、

自分自身が「友人になりたい」と思える人間か考えろ」

的な言葉とかかなり衝撃。



                                 だって私、私のような人間とは友達になりたくないですもん・・・。



エッセンス的に憧れはしても、

存在が異質すぎて一般人が真似のできる生き方ではない。

しかし、その精神哲学は研ぎ澄まされて潔い。

彼女を、芸能人というカテゴリーにおくと、

イロモノ的なところにしか居場所がないけれど、

イチローや北島康介さんのように、

アスリート的な存在なのだと思うと意外なほどに納得できた。


字だけの本で、装丁もわりとシンプルなので、

叶姉妹のビジュアルの美しさや美容法などを期待する人には、

守備範囲外だが、

他人の生き方の指針に興味がある方には読んで損のない本だ。




追伸 ちょっと読んでみたい、と思った方に耳寄り情報。

    この本、理論社 という会社の「よりみちパン!セ」というシリーズなのですが、

    理論社から直接買うと、恭子さんの直筆サイン本なのだとか。

    数に限りがあるそうです。