感想を書けていない作品が溜まりすぎて、このまま年を越してしまいそう
忘れっぽいので残しておかなきゃ。
さくさくっと、まずは映画『アマデウス』から。
アマデウス
1984年 アメリカ
ミロス・フォアマン 監督
- アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]/F・マーリー・エイブラハム,トム・ハルス,エリザベス・ベリッジ
- ¥2,500
- Amazon.co.jp
劇場未公開シーンが追加されている、ディレクターズ・カットの方で観ました
モーツァルトが35歳の若さで亡くなるまでの、生涯を描いています。
遊び人で、金づかいが荒くて、うぬぼれやで礼儀知らずで、下品なモーツァルト。
でも才能だけはある。
神から与えられた、音楽の才能。
モーツァルトは、オーストリアの皇帝に仕える作曲家であるアントニオ・サルエリの視点から描かれていきます。
音楽を愛し、信心深く、自分に厳しく生きてきたサルエリ。
ところが自分とは正反対の性質のモーツァルトが現れます。
音楽をこよなく愛するサルエリだからこそ、モーツァルト自身がわかっているのと同じくらい、モーツァルトの音楽の素晴らしさを理解します。
彼に完全な音楽をつくる才能があることも、そして、自分にはそれがないことも。
打ちのめされたサルエリは、モーツァルトを陥れようと画策します。
☆
サルエリを演じる、F・マーリー・エイブラハムの演技が本当に素晴らしい。
本当に。
物語は、年老いたサルエリが司祭へ過去を打ち明けるところから始まります。
サルエリが、語り終えたところでこの映画も終わります。
最後の辺りのサルエリの言葉がもたらす、心が打撃されるような衝撃を、ぜひ味わってみてください。
☆
モーツァルトの美しい音楽をたくさん聴けて、オペラのシーンもふんだんにあって、見応え聴き応え十二分な作品です
宮殿や、オペラハウス(現存するチェコの木造のオペラハウスで撮影したとのこと!)や、きらびやかな衣装も素敵です
オペラ、やっぱりちゃんと見たいです。
NHKで時々やっていますよね。何か見てみよう
格式高い、敷居が高いイメージでしたが、庶民の娯楽のためのオペラ音楽もモーツアルトは何作も作っていて、オペラってこんな側面もあるんだって新鮮でした
早朝にこの映画を観た日に、ミュージカルの「モーツァルト!」も観てきました。
天才の人生というものについて、考えさせられた一日でした。
自分自身が見事な凡人に生まれたことを感謝します。
そして天才と呼ばれる人たちがこの世に生まれたことを、心から感謝します。
素晴らしい作品を産み出してくれる(た)ことに。
少なくともその瞬間は、彼らは完璧に幸せなのです。