シェルブールの雨傘

1964年　フランス

ジャック・ドゥミ　監督

観たことのない名作映画が、いっぱいあります！

これもそのひとつ。

ミュージカルなのは知っていたけど、台詞が全部歌でした。

レ・ミゼラブルみたいな

最近のミュージカル映画は直接歌っているものが多いと思うので、それに慣れていると、思いっ切り吹き替えてます！　って感じで、最初は少し違和感を抱いちゃいました。

でも物語に引き込まれて、すぐ気にならなくなります

ジュヌヴィエーヴとギィ、愛し合う二人が、ギィの兵役のため２年間離れ離れになってしまいます。

カトリーヌ・ドヌーヴ、美しい

ファッションも素敵

美術も素敵！

お洋服の色、部屋の壁紙の色、雨傘（ジュヌヴィエーヴのお家は傘屋さんなのです）の色

鮮やかな色のお洋服を着たくなっちゃいました

ジュヌヴィエーヴが着ている色とりどりのカーディガンやドレス、とても綺麗

ほろ苦いストーリーも、あの有名なドラマチックなテーマ曲も、心に残っているラストシーンも、哀しいけれど、せつないけれど、好きな映画です。

ジャック・ドゥミ監督の『ロシュフォールの恋人たち』も面白そう

こちらもミュージカル映画。そのうち借りよう

シェルブールは、最近、舞台でもやっていました。

ギィが井上芳雄さん

公式サイトで歌声だけ聴きました。うっとり。

映画の淡々としたムードとは違うけど、井上さんの情感溢れる歌声、大好きです

自分のブログに書いたかどうか忘れちゃったけど、今度やる「モーツァルト！」は、井上芳雄さんと山崎育三郎さん、両日行くことにしました

どちらも楽しみです

来年の蜷川ハムレット（ハムレットが藤原竜也さん）は、行こうかどうしようか悩んでいるうちにチケット売り切れちゃいました

悲しい

悲喜こもごも。

シェルブールの話に戻りますが、私はジュヌヴィエーヴのお母さん（とても美人だけど、ちょっと強烈なキャラのお母さん）が、結構好きでした

首尾一貫してて

でも彼女が主人公じゃ、あまり心打つドラマにならなそうですね

☆

昨日の早朝に映画を観たので、昨日の午前中は仕事をしている間も、ずっとあのもの悲しく美しいメロディーが頭の中に流れていました

（あまり仕事がはかどらなそうなBGMではあります。そして実際にその通りであります）

あの曲を聴くと、私は無性に踊りだしたくなってしまうのです。

手の指の爪先から音楽を、足のつま先から音楽を、奏でられそう。美しいメロディー。

久しぶりに、踊りに行きたいな

シェルブールの雨傘 / 1964年