ヴィクトリア女王 世紀の愛
2009年 イギリス・アメリカ
ジャン=マルク・ヴァレ 監督
- ヴィクトリア女王 世紀の愛 [DVD]/エミリー・ブラント,ルパート・フレンド,ポール・ベタニー
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
以前ブロガーさんからご紹介いただいて、ずっと観たいと思っていた、ヴィクトリア女王の映画です
イギリス王室物の魅力にはまって、『ブーリン家の姉妹』、『エリザベス』、『エリザベス: ゴールデンエイジ 』と観てきたけど、本作がいちばん安心して観られる
恋愛・政治共にどろどろとした要素は少なく、ラブストーリーとして楽しめました
凛としたヴィクトリアを演じる、エミリー・ブラントの演技が素敵
彼女のそして夫となる、ドイツの貴族のアルバート。
彼は女子の理想そのままではないですか?
優しく、常に深い愛情を持っていついかなる時もヴィクトリアを見守り、支え
「女王の夫」であるというだけの、宙ぶらりんのポジションから抜け出し、仕事でも功績を残し(大博覧会、初の万博の開催に注力したそうです)、周囲からの信頼もかち得る。
よき夫、よき父親、よき仕事人
さらにハンサム
美男美女のカップルで、うっとりしながら鑑賞しました
衣装やセット(セットというより、実際にイギリスで多くのロケにより撮影したみたいです)もやっぱり美しいし!
王室もの、好きです
ふたりが結ばれるまでの過程で、一生懸命何通もの手紙をヴィクトリアにしたためるアルバートが、微笑ましかったです。
イギリス―ドイツ間ですから、当時、郵便の到着にも何日もかかったでしょうし。
手紙をまだかまだかと、待ちわびたり。
現代では無い情緒ですよね
☆
妻を支えるアルバートの姿はしっかりと描かれていたから、夫を支えるヴィクトリアの描写も、観てみたかったな。
女子的理想のラブストーリーとして、綺麗にまとまっていると思います。
その後のふたりを描く続編も、あればいいのに!
アルバートとか、「花子とアン」で花子を支える英治さんとか、支えてくれる優しい夫の存在は、女性にとってとてもうれしいしありがたいものです。
一方で、そんな夫のことを、ちゃんと支えてあげられているか、尽くせているか、と振り返ると、私は、うーん。。。となってしまったり
最近、友人たちが次々にめでたくゴールインしたり
結婚式で仲の良い新婚さんぷりを眺めたりしていて。
理想の夫婦ってなんだろう、自分はどうしたらそうなれるんだろうって、映画を観た後ちょっと考えちゃいました。
支えてもらってるばっかりかもって。
私の得意なことって、本を読むことと、感動することぐらいだし(苦笑)
ちょっと凹んだ後に、世間一般のいわゆる理想の妻を目指さなくても、夫にとっての理想の妻になれれば、そうあり続けられれば、それでいいのだと思い、少し心が浮かび上がりました
子供が生まれると、どうしても子供第一になってしまうけれど。
それはそれでありつつも、いつまでも仲の良い夫婦であり続けるためにも、何か少しでも心がけていようと思います
☆
アルバートを早くに亡くし、喪に服し続けたヴィクトリア。
そんな彼女のその後を描いた映画もあるのですね。
『Queen Victoria 至上の恋』
- クイーン・ヴィクトリア‾至上の恋‾【字幕版】 [VHS]/ジュディ・デンチ,ジョン・マッデン,ビリー・コノリー
- ¥17,280
- Amazon.co.jp
amazonで、VHSしか出てこないけど。。。
TSUTAYAにもないけど(泣)
アルバート役のルパート・フレンドは、映画『プライドと偏見』にも出演しているようです。
これもそのうち観たい映画
何の役だろうと思ったら、ウィッカムだった。。。なるほど。。。
エミリー・ブロンテは、『ジェイン・オースティンの読書会』にも出演しているんですね!
オースティン繋がり
こっちも観たいなぁ