「安保関連法案」を通過させる議員さんたち、井上ひさしさんが描く平和への思い、観てみろ! | おすそわけ、おもてなし、おせっかいマインドで『まいにち晩酌ごはん』

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見て、感じて、考えたことを文字に綴ります。「食」やメニュー開発視点のひらめきと思い、伝えたいこと。ひたすら明るくて前向きで、なんでも関西人のお笑いにしてしまうこののんきさが何かのお役にたてたらうれしいです。

今日は暑い。
私のハートもめちゃくちゃ熱くなった。

井上ひさしさんに触れたら、こうなります。



こまつ座『父と暮らせば』栗田桃子さんの舞台、5年ぶり。
貫禄を増したなあ~というのと、
人の心を打つ、そのセリフの言い回しに勝手に涙が流れる。

5年前は、涙、頬をひと筋流れるくらいものだったのが
今日は、勝手に涙が洪水・・・とまではいかないけれど
流れてくる。
前の席のお兄様も、相当涙しておられた。

こまつ座の舞台は、とにかく胸を打つ。
平和を願う、井上ひさしさんのその思いがにじみ出ている本。
おもしろくて楽しい中に、ほろりとさせられて
そして、強い平和への祈りを感じさせる。

『父と暮らせば』は宮沢えりさんが主役で映画にもなっているので
ご存じの方も多いでしょう。

広島の原爆を体験した父子の物語。
その中で浮彫になってくること。
娘への父親の愛情、
ひたむきに生きる市井の人々の生活から描く戦争、原爆。
それらが生み出してしまう人間の醜い感情や歪み、
「生き抜けたこと」に対する自分を責める気持ち・・・

沖縄戦でも、それが不幸を大きくした、と語られていますね。
戦争はすべての人の心を狂わしてしまう。



難しい背景と設定を、なんてうまくこれだけの展開とセリフで
作者が伝えたいものをズバリと、ドカンと直球で投げてくる
そのホンの力と、その中にある魂に圧倒される。


東京公演は、今日が千秋楽。
スタンディングオベーションに参加して、栗田桃子さんと辻 萬長さんに
大きく、大きく、劇場で共感しあった人たちと拍手を送り続ける。


ふつふつと湧き上がる感情は、この戦争の弊害をまともに受ける
一市民、国民の姿を描いている作品の数々を観てみろ!という思い。


国会中で、みんなで見てみろ。
国民の過半数が反対する法案、
国民の立場からみてみろよ!という怒り。

日本はすばらしく平和な国だというのに、
とても賢明で、美しい精神が宿っているというのに。
それをわかっていないお偉方が情けなくて、吐き気がする。



みなさま、ご縁があったら、井上ひさしさんの本、ぜひお読みになって。
機会があったら、こまつ座公演におでかけになられて。
日本語のうつくしさとすばらしさ。



一緒に観劇したオンナ友達とランチ。
墨繪で、開店から待つ。
(先に待っててくれた友人に感謝!)

好きなこの大テーブルの席に一番に案内いただけた。
     
       

こちら、なにがすばらしいって、お店の中とサービスが徹底している。
変なホテルよりも断然である。

今日は、にく、にく、肉~~ランチと行ってまいりました。

       
     
       


平日のランチはもっとお得。
行列覚悟でお出かけを。



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