プロジェクト名： Smile Project
人とペットの笑顔のために・・・
岡山市動物愛護推進ボランティア養成講座開催について
近年、地域社会に求められることの一つに、ボランティアの活躍が
あげられます。人と動物が共生する健康的な社会形成のために、動物愛護
推進ボランティアが果たす役割は重要です。
これからのボランティアに望まれることは、従来のボランティアの形に
留まらず、さらに進化した新しい形の活動も探っていくという姿勢です。
社会生活の変化に合わせた多種多様なボランティアが誕生することにより、
地域社会が抱える問題を解消する光にもなりうるでしょう。
ボランティアと行政が連携し、お互いの知恵と経験を生かし、力を
合わせることで、「人とペットが共生する健康的な社会」の実現も可能に
なるのではないでしょうか？
現在、ボランティアの数は不足しており、岡山市保健所とともに
「犬猫の殺処分０を目指す」という運動を前進させるためには、質の高い
ボランティア育成が急務といえます。
今後、想定されるボランティアの具体的な活躍の場として、保健所の
保護犬の管理のお手伝いがあげられます。保健所の職員の方々と犬の基礎的
知識と扱い方を習得したボランティアが協力することにより、新しい飼い主
に、より扱いやすい、問題行動の少ない犬を提供することができます。その
結果として、成犬譲渡率も上がり、殺処分頭数を減らすことも可能となって
くるでしょう。
更に、講習参加者が「避妊去勢の必要性」、「野犬問題」、「飼育放棄
や虐待などの飼い主の責任の在り方」、「人と動物の共通感染症」等の問題
の重大さをより深く知ることにより、ボランティアの育成だけでなく、市民
へ真の意味での動物愛護精神を投げかけることができます。このようにして
今求められている動物愛護のための啓蒙活動も進んでいくと思われます。
無駄吠えをしない、リードウォークができる、人間との生活をする上で
のルールを守れる、躾がされた犬の需要は非常に高く、今後、高齢化社会の
パートナーとして社会貢献も期待できるでしょう。
動物への愛護精神が地域社会に普及することにより、「人にも動物にも
優しい街」として、全国的にも、保健所のみならず、岡山市全体のイメージ
アップにつながります。
行政とボランティアが一致団結して、問題解決に取り組む試みは、
今後ますます増え、その役割も大きくなっていくと思われます。一人一人の
市民が市政を担っているという自覚のもと、より幸福感の強い市民生活を
享受するためにも、本講座は意義あるものだと確信しています。