08シーズン終了
昨日の新チーム結束ミーティングを持って、
ランブラーズの08年度の活動が終了した。
私自身のランブラーズのスタッフとしてのシーズンが終了した。
公立高校→国立大学→国立大学大学院と歩んできた自分。
中高とバスケットのみに打ち込み、
机に座る時間よりも体育館で過ごした時間の方が長い選手。
自分とは全く違う境遇の彼らと接したこの1年間は非常に大きい意味合いを持つ。
全く境遇が違うからこそ、
つらい時期の方が多かった。
彼らの行動の意味が分からない、
彼らにどう伝え、教えてやればいいか分からない。
高校時代に機械化されて育ってきた選手は、
理論だてて説明しようとしても、集中力がもたない。
そんな選手とどうコミュニケーションをとればいいのかわからない。
頭ごなしに叱れば、背中を向けるだけ。
背中向いていれば、お互いに成長はしない。
それでもなんとか選手に己自身を気づかせてやりたい。
そんなジレンマが毎日毎日、自分を苦しめていた。
そんな経験が出来たから、本当に今は自分の成長を実感できている。
選手の目線に合わせること、
その中で絶対に譲ってはならないことがあるということ。
難しい言葉や理論で説明するのではなく、
(現時点での)彼らに合わせてコミュニケーションをはかるかること。
そして、なにより大切なのは、
自分自身が【自分】というものをもって、選手と対峙することの大切さを認識した。
インカレが行われた代々木体育館で、試合を見ながら金沢大の林と話した。
すごくスムーズに話せる自分がいた。
それには自分の成長と林の成長が折り重なってはいるけども。
「今の俺なら、もっと金沢大学をうまく導けたと思う」と告げたが、
心底そういう風に思う。
また、
バスケット自体を客観的に一歩引いて見れたことも大きかった。
今まで気づかなかった発想や思考、戦術が思い浮かんできたり、
ベンチで采配の冥利や流れを感じることの重要性を認識したり、
チームビルディングの重要性と難しさを感じたり、
スポンサーや会社企業と駆け引き・チーム経営の側面を垣間見たり。
早くも行き詰っていた自分にとっては、新たな視野が開けた一年でもあった。
そして、
バスケットをこよなく愛している人が全国各地にいることも知れてよかった。
bjの方と東京でお酒を楽しませて頂いたが、
バスケットを愛し、すべてをささげている人もたくさんいるようだ。
これから、
自分がどのように歩んでいくのか、
どのような場面で今シーズン経験したことを生かしていくのか、
次はそこをしっかりと考えていかなければならない。
*ブログもそろそろ終わりかな。どうしようか…。
まずは、
年明けからの勉強の場は、アメリカだ。
『衛藤の最終目標は何だ?』
頻繁に多くの先生や指導者から尋ねられる。
すごくぼんやりと、
「バスケットボールのメジャー化」
としか現時点では応えられていない。
日本でのバスケットボールの受け皿が少ないから。
犠牲にすることも大変おおい。
ないところに構築することは大変だ。
1から2は簡単だが、
0から1にするのは大変難しい。
でも、バスケットのメジャー化は、
自分にとってはそれだけの価値が十分あると思う。
就職活動始めよう。