「古いPCをシンクライアントにする」の続きです。
「Thinstation」は、シンクライアント専用のOSです。
Live CDをダウンロードして、CD起動ですぐに使うことができます。
学校やオフィスでの利用を目的で、Windowsを知っていれば、Linuxの知識がなくても使えるとのこと。
性能の低い古いパソコンで大丈夫。例えばPentium 100 MHz with 32 MB RAM以上。
ハードディスクがなくても、CD-ROMやUSBブート、ネットワークブートで利用できます。
最初に凄いと思ったのは、デスクトップに沢山アイコンがあって、ほとんどのメジャーな端末用プロトコルをサポートしていることでした。
例えば、Citrix ICA, NoMachine NX, 2X ThinClient, Microsoft Windows terminal services (RDP, via RDesktop), VMWare View Open client, Cendio ThinLinc, Tarantella, X, telnet, tn5250, VMS terminal and SSHなど.
TS-O-Maticsという、Web上でカスタマイズを行うという、ユニークな仕組みもあります。
Thinstation カスタマイズ 作成方法
もちろん、Linuxなので、専門知識があれば、自由にカスタマイズを行うこともできます。
DistroWatch.com: Thinstation
Thinstation From Wikipedia, the free encyclopedia
今回も、1999年に発売された「Prosignia Notebook 150 モデルA400」と、BUFFALOのPCMCIAカードLPC2-TX。AMD K6-2 400MHzのCPU、192MBの古いパソコンで試してみました。
まず、Live CDをダウンロードします。
http://www.thinstation.org/LiveCD/
Thinstation-2.2.2g-LiveCD.desktopのISOをクリックしてThinstation-2.2.2g-LiveCD.desktop-Setup.exeをダウンロード。
Windows上で実行すると、マイドキュメントのThinstationというフォルダーにファイルが自己解凍されます。
Thinstation\2.2.2g\CDにあるLiveCDdesktop.isoファイルをCD-ROMに焼きます。ほんの70MBほどの大きさです。
このCD-ROMでパソコンを起動します。
ビデオと違い、だいぶリラックスした壁紙が表示され、Enterキーを押してしばらく待つとThinstationが起動します。
キーボードにnum lockが掛かった状態で起動するので、num lockをまず外します。
起動後、freeコマンドでメモリーの使用量を見てみると、バッファーなどを除いた正味のメモリー使用量は、約92MBほどでした。
Linuxカーネルはバージョン2.6.16.5、rdesktopは1.6.0なので、新しいWindows7やWindows Server 2008の「Windowsデスクトップ」サービスも利用できます。
こういう本の中にも活躍しているシーンが、、、
The Extinction of Black Man in America
posted with amazlet at 11.05.22
Larry D. Hall
Authorhouse
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