最近、「温故知新」という言葉について良く考えます。
辞書には「昔の事を調べて、そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る。」
とあります。
色々な歴史を振り返ると、古い慣習に嫌気がさした若い世代が、180度違う価値観を生み出す。
また次の世代が変化を繰り返し、気づけば同じ繰り返しでほとんど進歩していなかったという事もあります。
変化は必要かも知れません、
しかし、古くからの良さをしっかり理解しておかなければ本物は生み出せない、
温故知新とはそういう教えなのだと私は理解しています。
篠路に位置するリノベーション戸建ては、昔はよく目にした木製サッシを使用しています。
この木製サッシも、昭和35年ころから新しい素材のアルミサッシや樹脂サッシに取って代わられました。
木製サッシは比較的高価であることからも、徐々に使われなくなったようです。
現在の国内シェアは、アルミサッシ90%弱、樹脂サッシ10%、木製サッシはたった1%だそうです。
木製サッシはデザインが良いだけでなく、断熱性にとても優れており、
外の冷気がサッシを通して部屋に伝わりにくく、アルミに比べて熱伝導率は1500分の1だといいます。
そのため、結露を起こして不健康なカビが発生することもほとんどありません。
北海道と気候もよく似ているフィンランドなどの北欧や北米では、
今でも木製サッシは多く使われているようです。
日本企業は進化が速すぎて、
何かを置き去りにしてしまっているのかもしれません。
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