低迷する個人消費の喚起を狙って２月から始まったプレミアムフライデーは今日で４回目になります。少しずつ浸透するどころか尻つぼみという感じがします。月末の金曜日に午後３時に仕事を終えて消費しましょうというのは本当に正しい個人消費喚起政策なのかなと思ってしまいます。
月末の金曜日は月末締めを目前にして仕事が増える時期ではないかと思います。早めに上がると週明けに仕事が残ってしまうのではないかと感じています。早上がりするなら中旬のほうが良かったのではないでしょうか。
また個人消費が低迷しているのは消費する時間がないというより収入が増えないので消費力が低下していると考えたほうが現実的だと思います。社会保障費負担が毎年増えている現状では消費するより貯蓄というマインドになるのも仕方ないと思います。
休みを増やすことも大切ですが収入を増やすための減税も同時に実行しなければ個人消費は増えないような気がします。政府はキッズウィークなるものも導入しようとしています。夏休みを５日減らして他の月で１週間休むという制度のようですが子供は休むことはできても家族全員が休むことは難しいと思います。
個人消費を増やしたいなら将来の安心感と現在の収入アップが最も近道であると思います。所得税減税による還付でも復活させれば消費は進みそうな気がします。プレミアムフライデーは２千円札と同じ運命になるのではないかと不安ですね。