待機児童数 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

保育園に入所できない待機児童が問題になっています。また待機児童数がゼロになったという自治体も散見されます。改善されているのかなと感じていましたが隠れ待機児童ということもあるようです。隠れ待機児童数というものは改善されていないというニュースがありました。

 

待機児童と隠れ待機児童とは似た言葉であり分かりにくいですがどちらも希望する保育園に入所できない児童の数とのことです。隠れ待機児童数は待機児童数の3倍以上もあるとのことです。今年度から隠れ待機児童数を公表するとしてきましたが来年度に先送りされることになったそうです。

 

女性の活躍、待機児童ゼロを目標に掲げて3年が経過しましたが遅々として進んでいないというのが現実のようです。主要政策であるなら見かけの数字ではなくより実態を現す数字を公表したほうがいいと思います。女性が活躍するために子供を保育園に預けて働くためには実態数字を改善したほうが効果的であると感じています。

 

統計は図り方によりどのようにも見えますが実態に即した数字で対策を講じていくことが重要であると思っています。実態数字を把握しなければ待機児童問題は解決策すら見えなくなってしまうのではないかと思います。

 

小学校には待機児童という問題は起きていません。本気で取組めば解決できる問題であると思います。少子化と労働人口の減少は同時に取組んでいくべき優先順位が高い問題であると感じています。

 

より厳しい数字で対応していかなければカウントされない待機児童が増えているという現実は変わらないような気がします。先送りすることなく早期に対策を講じて少しでも改善していただきたいですね。