(前回からのつづき)
施術が始まった。頭、両手、背中と、とても気持ちが温かくなるような施術が続く。そして仕上げの片足ずつの施術が終わると、いよいよ回春タイムである・・・だが、先日、優香さんに言われて、なるほどそうだと思ったのだが「回春マッサージって、下半身を触るっていうのだけじゃなくて全身を少しずつ、だんだんとしていくのが本当だと思う」という意味のことだった。そう考えると、会話も交えたりして、だんだんと気持ちが昂っていくことを考えると、この嬢には、最初から素晴らしい回春をしてもらっているのではないかと思えた。
うつぶせのまま、両足を広げるとその間に座り、臀部全体をゆっくりと揉み解してくれる。時折そっと爪でサワ2もあり、2つのボールもゆっくりと揉み解される。その間は会話はない。身も心もとろけていくため、言葉が発せられないのだ。
それもやがて終わり、オイルをふき取るための蒸しタオルを取りに嬢が部屋を出る。
ワタシは時計を見る。
あと30分ある。
その30分は、ここだけで味わう最後の至福の時間としてあるのだ。
嬢は蒸しタオルでオイルをふき取ると「何か飲む?」と声をかける。
「うん、じゃああったかいお茶」
お茶をグイとあおると、嬢は部屋の電気を暗くする。
施術を受け始めた当初は、ワタシが仰向けになり、足を広げると、その間に嬢が座り、まず胸を中心にオイルマッサージをしてくれるのがスタートだった。
半年もすると、足の間に座ろうとする嬢の手をそっと引っ張ると、嬢はワタシに覆いかぶさってきてくれた。そこでしばらくハグするようになった。
やがて・・・するようになった。
そして今、添い寝して抱き合う。時折強く抱きしめる。
嬢の太ももはワタシの足や腰にからみついているため、完全にはだけてしまっている。
そっと、ゆっくりとさする。
そして、嬢の唇をそっと噛み、軽く舌でなぞる。
そして、・・・餓えたように、むさぼるようにしてしまう・・・
そして、ゆっくりと嬢がワタシの上になるように持ってきて、もう一度強く抱きしめる。
そこから・・・ゆっくりと如意棒へのが始まる。
別のレポに書いたような、泡吹いて失神するような素晴らしい技術があるわけではない。それでも精一杯、如意棒を包み込んでくれる。それだけで嬉しく、何だか別の快感を感じてしまうのだ。
そうは言ってもここは健全店だし(何度か書いたが、誰に入っても完全に健全だったことは一度もないが)初めてをした後、ワタシに向かって「悪い子!」
そして「ワタシ、いい子!」とツンとすますような表情をした後、
「・・・ワタシも悪い子だね・・・」
とうつむき加減に言った時の表情がいつも思い出される。
そりゃあを伴う施術って本意じゃないよね、どう考えたって。ただ抱きしめているだけっていうのはできないものか、とも思うのだが・・・でも一度緩めてしまうと、結局、己の欲望に負け、唇を重ねてしまうのだ。頭では分かっていながら欲望を優先させる自分の弱さにホトホト呆れる。
ここ最近は全てが終わった後、持って来てくれたお茶を飲んでいる時、
「一緒にいられるだけでいいの」
「帰したくないなぁ」
と言いながらワタシに抱きついてきていたが、既婚宣言した後の今回は、そういうことがなかった。ハッキリ言ってホッとしたというのが偽らざる本音だ。だが同時に、”オス”という部分では少し残念に感じたのも事実だ。本当に自分の都合しか考えない男だ、俺は!!! 今後もワタシは自分の弱さを正当化し続けながら、嬢の所に通うのだろう。NAGISAとはそういうヤな野郎です・・・
「年内にまた会えて嬉しかった」
帰り際の嬢の言葉に少~し胸を痛めながら・・・う~んこの嬢について書くと何だか「昇天記」じゃなくて「懺悔記」になっちゃうなぁA=´、`=)ゞ