快眠アドバイス 『子供に枕って必要なの?』 | ウメナ寝具の快眠BLOG

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静岡県三島市の「睡眠と寝具のお悩み相談室ウメナ寝具本店」の【店長(睡眠健康指導士・sleepdesigner)】が書くブログです。睡眠の話、睡眠に絡めた寝具(布団)の話、お店の情報などを載せています。

明後日は5月5日、こどもの日なのでこの話題にします。


恐らく5歳ぐらいからでしょうかね。


両親は当然ながらちゃんとした枕を使って眠っているので、それ位の年代から自分もちゃんとした枕を欲しがるようになります。


その為、子供用の枕を探しに来られてどんな枕が良いか聞かれます。


一応、枕選びの手順通りに子供の枕を探しますが…


実際は枕らしい枕は必要ないことになります。


それこそ中身の出し入れが可能な枕であれば、中身をほとんど取り出して側生地だけみたいな状態になります。


要するに、とっても低い枕になるんです。


わざわざ枕を買わなくても、お気に入りのキャラクターなどのタオルを畳んで枕代わりにしても良いと思います。


子供の場合は枕よりも寝具の「吸湿性」に気を使って下さい。


寝汗は凄いですよね。


パジャマやカバーなどの体に近い寝具から吸湿性を考えて揃えて上げて下さい。


天然素材の「綿(コットン)」が無難です。


コットンボール


ちなみに、子供用とうたった枕などを使って子供が枕の上に頭を置いたまま大人しく眠っているなんてご家庭はあるのかな~


あったとしても恐らくごくわずかでしょう。


経験上、十中八九のお客さんに「確かにそう」って賛同を頂きますが、子供って寝相が悪いと言いますか、眠っているはずなのに良く動きますよね。


子供が睡眠中に良く動くのはちゃんとした理由があり、それはレム睡眠という脳が活発に働いている状態の眠りが関係します。


通常、大人のレム睡眠時は脳の働きの通りに体が動いてしまっては大変なことになるので、脳からの指令が体に届かない様に神経回路が構築されています。しかし、赤ちゃんや子供のレム睡眠時は、神経回路が未成熟(未完成)なので脳の指令を体が受けてしまい、まるで起きているかの様に動くのです。


そして、赤ちゃんや子供の眠りにはレム睡眠の割合が大人よりも多い為、眠っているはずなのに体が良く動くのです。


これはある意味で正常な状態。


自分も昔はそうだったと思って温かく見守ってあげて下さいね。


赤ちゃん寝顔


さて、まとめ。


『子供に枕って必要なの?』


子供用の枕はあっても無くても一緒だと思います。それよりも寝具の吸湿性を充分に備えることに重点を置きましょう。


by sleepdesigner:圭


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