こんにちは、SKY-HIです。

前回の記事、
が好評で嬉しいです。

明日にはアイリスライトのウィークリーの順位が発表になるし、

何よりもアルバム【カタルシス】の店着日!

正直、緊張しています。

前回も言ったけど、

「中身に確かな自信があるからこそ、不確かな数字という物にも、一つ一つの結果にも、ちゃんと拘りたい」のだ。


というわけで、前々日の今日は、アルバムの中でも大事な曲、

カミツレベルベットについて少しだけお話させてください。


この曲のサビの最後に、
【Everything's gonna be alright】
とあるけれど。

なんなら、今までは一番嫌いな言葉だったね。

だって、「全てが上手く行く」、なんてそんな事ありえないから。

誰かの犠牲の上に誰かの幸福が成り立つし、
正論や常識は乱暴だし、
道徳とか倫理はただの思考停止の事が殆どだ。


僕の話をすると、元々斜に構えて見る、というか納得できない「常識」が嫌いなタイプだったのもあるけれど、
メジャーデビュータイミングで、信じていた近しい人(一応言っておくけど同性です)にとんでもない裏切りをぶちかまされたのも大きかったなぁ。


まぁ、でも、
世界が気に入らない時は、得てして自分から変えていかないと何も起こらない、とも思ったので、

改めて自分を見つめ直していたら、

自分のコアの部分でもあるはずの楽曲制作力に物足りなさを感じて、

「このまま今の制作スキルでなんとなくやってても絶対売れない!何も変わらないしトップには立てない!」

と思い、

スタッフ皆に「確かな楽曲制作力…特に歌詞力を身に付けるまではリリースをしません。」
と宣言し、


そこから、様々な…特に、確かなポップソングを模索しはじめ。

ボツにボツを重ね、気が付いたら181テイク!9ヶ月もかかっていました。

なんかもう生きてんのか死んでんのか我ながらわかんないような日々を越えて、

182テイク目に、スマイルドロップという曲が出来上がりました。

でも、正直スマイルドロップが出来たその時は、感動とかもなく。

「あ、やっと出来た…」

くらいでしたね。

ただその後、なんかまた曲がスラスラ書けるようになり…

何曲目かに、「良い曲を書こう!」と思って書いていたら…

デモを作ってる時に、無意識でいきなり、「Everything's gonna be alright」なんて歌ってしまって。


それがカミツレベルベットのデモの誕生でした。


もう自分に自分でビックリだよ。

「わー!俺Everything's gonna be alrightとか言ってるよ、ウケる!」

と思う反面…


めちゃくちゃ救われた。


自分で自分の言葉に。


スマイルドロップを作ってる間、いろーんなネガティヴが脳内を支配して、
実際にネガティヴな事も起こって、

それでも逃げないようにだけはしよう、ちゃんと闘おう、ネガティヴを見つめよう、とやり続けていたけれど、



まさかあの日々のその先に、
「Everything's gonna be alright」
なんて言える日が来るもんなんだなぁ、と。


カナシミとも痛みとも愛し合える日が来るもんなんだなぁ、と。





…同時に、スマイルドロップが出来るまでの9ヶ月、俺は本当に辛かったんだなぁ、と笑。


きっとこの先も、小さなイヤだなぁが大きなイヤだなぁに積み重なって、
もういっそ消えてしまいたいなぁみたいに想う事は何度もあると思うんだけれど、

その度に、「Everything's gonna be alright」と言えるまでの材料を探して生きる、その覚悟も出来た気がするね。




改めて、

俺はなんでもかんでも無責任に
「大丈夫!」
とか、
「なんとかなる!」
っていう風潮?はとてもナンセンスだと思っているよ。

ただ、とんでもなく辛いその時に、
ネガティヴから目を背けるんじゃなく、
じっくり見つめてやったら、
その先に君が「Everything's gonna be alright」と言える為のヒントがある事は確かだと思うよ。


と言っても、

それって簡単な事じゃない…
っていうか、めちゃくちゃ辛い事だと思うから、
傷口に自分から塩を塗りに行くような事だと思うから、

手助けしてもらう必要があると思うんだ。

そして俺は、それをしにいくのだ。

もとい、

今このブログに辿り着いてくれたそこの君に対して、それを準備しておく責任があるとすら思ってるよ。

ただただ楽しい…それも大事だ。
だからこそ、
生き続けるメッセージも、たくさん大事にしたいね。


さぁ、アルバム【カタルシス】は明日が店着日。


君が生きているその意味も価値も、この音楽で証明しよう。