学会にて岩手盛岡へ行って参りました。。。 今回は新花巻 「 宮沢賢治記念館 」
の前に、訪れた昼食の御紹介です
記念館のすぐそばにお土産屋さん兼、記念館来訪者用の食堂的なお店です
お店の看板は賢治作品の 「注文の多い料理店」 からヒントを得ているようです
お店の軒先にはこんなものもあって面白いんです
さらにもう一枚
いやぁ、作品が好きなのもあって思わず微笑んでしまいました
お店に入ると昔ながらの喫茶店のような造り、昭和を感じるノスタルジックな店内です
お店は山の端に建っており、外の眺めが開放的で気持ちがいい
なんて言っているとこんなところにも
これは相当な大きさ 悠に大人を凌ぎそうな山猫 こんな具合で至る所に猫がいます
さてさて、お腹も空いていますが、休日のお出かけの何が楽しいってコレですよね
最初はやっぱりビールを頼んでしまいました 3種類の中からヴァイツェンを選択
「ZUMONA ヴァイツェン」
ヴァイツェンらしいフルーティな香り、これはまさにバナナ
グラスから上がる香りも、後香もしっかりバナナでした 甘みを感じるやや粘りを感じるような。。。
スルスル入るタイプではなく、しっかりとゆっくりと飲むタイプなのかなぁ
メニューを覗いてみますと、普通の洋食から郷土料理まで、老若男女受付けます! 的な構成
ここまでに乗ったタクシーのおばちゃん曰く、すいとん(この地域ではひっつみ)がオススメとのこと
折角ですから他の郷土料理も味わえそうなものを選択することにします
「イーハトーブ定食」
山の幸をふんだんに用いたやさしい食材が一杯の定食です
サクサクの山芋を揚げたものはなめたけあんかけと共に、天麩羅は茄子に海老
山菜の煮浸しは揚げと一緒に頂くのですが、やさしい味わいで食べ易い
三杯酢で頂くじゅんさいはサッパリとした箸休め
根菜と一緒に薄い煮汁で炊いた、この地域産の豚肉を使った角煮
こちらも色味の通り、本当にやさしい味わいで、ほんのりとした甘さも好印象でした
というのも、煮汁の味に頼るような濃い味付けで無い分、しっかりとそれぞれの素材を味わえます
タクシーおばちゃん噂のひっつみ汁
こちらのすいとんは、東京で食べた事のあるものと大きく異なり
薄く平べったいつくりです、その分生地のモチモチ感や味の染み具合がよく
煮汁の出汁は、お澄ましでも十分に味わえるのが特徴でしょうか
こうして食べるとあの粉っぽいすいとんは残念な気がします 刀削麺に近いのかなぁ。。。
箸袋にも作品の抜粋があり、至る所にお楽しみがあります
全体的に薄味で食べ易く、家庭の味に近い物なのかもしれません
その分全体的にやさしい雰囲気が漂う郷土料理を楽しめました
この付近を訪れると、このお店と山を下りた麓の蕎麦屋しかありませんので
どちらかをお好みで選択してもらう事になりそうです そのぐらいこの周囲はひっそり
そういう意味でも、作品中の山猫の料理店のようですね
ここからは店内にあった他の猫たちの紹介です