My事務所Blog -4ページ目

学歴とは

友達の有田さんへのメールの一部です。有田さんの了解の下、以下に引用させていただきます。



小山昇という社長さんが「学歴とは、卒業した学校ではなく、人生において学んできたことの歴史だ」と言われています。

 

そのとおりだと思います。いつかも言いましたが、東大卒ということは20歳くらいの時に努力もして、運もよかったということでその人への一定の信頼にはつながります。でも、経済的に大学に行けない事も多々あります。


一方、私たちは30代、40代になれば学校の4年間、遊んでいれば実質的には2年間ほどとは比べ物にならないほど、社会に出て学びます。それが学んできた歴史=学歴だと思います。

 

私も、有田さん同様に悩みました。夢がもてない。私は、会社をよくすることを諦めて退職しました。それは妻の理解と支えのおかげです。でも、そのおかげで事務所も開き、CLA で有田さんやみなさんと出会うことができました。今まで見つけられなかった仲間に出会えているという実感があります。


そういうことを考えると、学歴とは本当に、何に悩み、苦労して、行動して身をもって学んできたかの歴史だと思います。

 

今、仲間とともに成長しようとして、事実、既に仲間を成長させ始めた有田さんが学ばれていること、その経験、時間、歴史はすばらしい学歴だと思います。そういう方と出会えて、また、メールをいただけて本当に嬉しく思います。



■「学歴とは、卒業した学校ではなく、人生において学んできたことの歴史だ」という言葉は、学歴に圧倒される気持ちを持つ場合に癒しの言葉となる、真実に気づかせてくれる言葉かもしれません。


でも、同時にいい学校の卒業生にとっても、自分の過去を100%素直に表現するための前提だと思います。東大卒の人でも、「一応、東大です。」とか言ってしまうことがあります。


世の中の人全てが小山社長の言う気持ちであれば、大学はひとつの実績としてきちんと評価し、また、それは一つの実績にすぎないということで、周りも本人も自然な気持ちでいられる気もします。



■また、上で「会社をよくする」と書いていますが、自分の思う方向が絶対に正しいのでもなく、他の方がやっているのが絶対に正しいのでもないと思います。「生きテク」の「ポジメディア」の設立趣意書 にもあったように、何が正しいかがぶつかると争い・戦争になるだけです。だから、何が楽しいかを考えるべきだと。


自分は会社を辞めて、自分の道を行くことにして、その結果、上のように有田さんを始めとして、たくさんの信頼できる友人に出会えました。その意味では正しかった。。。。いえ、楽しい。


一方、有田さんのように、また多くの方々のように組織をより楽しくしようとしている方々は尊敬します。私にできなかったことをされているからです。










最近、はまっていること。

この数日、ブログを更新していません。ブログを書いているうちに、色んな人と知り合うようになりました。以前、書いたCLA とか、ベンチャーキャピタリスト辻さんのセミナー で知り合った方からwizliというSNSに招待してもらって、そこで今更のようにSNSでコミュニケーションできることにはまっています。


なんか、ブログはコメントももらえるのですが、やはり双方向感がまだ少なくて。でも、自分の考えを整理するには、いいところだと思います。


m-c-rで出会った鹿野(かの)さんについてや、CLAの主催者の今井さんの関係で知った「生きテク」 など、書きたいことはありますが、そのうちに。。。。と言いつつ、書きました。



鹿野さんは、子供にアートを教えていて(南青山美術部) 、2回目に会った時には、私の仕事を理解していて、それをそこにいた「るうあ」ちゃんにきちんと説明してくれました。私が大人に説明するのもちょっと苦労するのに、それを覚えていて、子供にもきちんと話してくれる方です。「南青山美術部」では、私から見れば、美大生かと思うような技術をお子さんに教えています。子供だからと言って子供向けの技術を教えるのではなく、大人が習う技術を教えてもらえます。彼ら・彼女らの吸収力に驚かされるそうです。


鹿野さんは今度、中学校でサンゴを植える活動について、腕のモチーフで説明するそうです。


人間は二足歩行するようになって、腕が使えるようになったことに意義がある。人を助けるのも腕だし、何かを生み出すのも腕。一方、拳銃を持つのも腕。私達はこの腕をどのように使うのか。。。。鹿野さんが教えてくれました。



アートというのは見て、見た人が解釈するものかもしれません。しかし、このような作家さんの思いを聞いて初めてわかる部分、コミュニケーションもあると思います。というのも、鹿野さんの腕の作品、腕だけが置かれたものだそうです。その意図を聞かないと、怖い。。。しかし、その意図を聞くと深い。



生きテク のメンバーは、やはり誠実な人ばかりです。一瞬、ファッション的な人たちかと誤解しましたが、奥深いというか優しい。


例えば、社会企業家をファッション的に捉えている人も仲間として巻き込んでいくつもりがある。それが自分達のためにもなる。そのなかから、本当の意義を見つける人もでてくる。有名なロックスターも最初は女の子にもてたかっただけかもしれない。それが、世界平和というテーマにたどり着く場合もある。そういうことだと感じました。


また、このメンバーの団体「ポジメディア」の設立趣意 を見ると、何をどうしたいのか、どうしてきたのかがわかると思います。実績のある方たちです。


そもそも、「生きテク」は自殺防止サイトですが、それ以上にそこに記事を応募する人を救済するところがあります。

 もっとも過酷だった状況は?


 どんなふうに苦しかった?


 これで助かったという方法は?


 苦境を乗り越えた今、何をしたい?

これって、なんか聞いてくれてる感じですよね。優しい、嬉しい。


例えば、「初めての友ができ、障害者でも勝てるものができた 」というエントリを見て、こういうことが集まってくるサイトかと思い、その意味がわかった気がしました。


もちろん、本当に自殺を考えている人間にとって、このように自殺救済で盛り上がって、なんか輝いてると読む気もおこらないかもしれません。でも、確実にそれに救済される人はいると思いました。そもそも、投稿したときにまずは、投稿者自身が救われ、主催者達も救われます。


■もう一つすごいと思ったのが、いわゆるWeb2.0の時代に、この記事の投稿が自動受付ではないこと。応募して、主催者側が編集するようです。そもそも応募しても全てが掲載されるわけではない。これもいい点だと思いました。


http://ikiteku.net/ikiteku_collect.html より関連部分を抜粋。


・ご提供頂いた事例は、ご本人に相談した上で、
サイトに掲載される可能性があります。

ということです。







寛容による結界 (。。。なんのことか?)

SimplyITさんからアメンバー申請をいただきました。もともと、wizliというビジネス系SNSで私のことを知ったとのことでした。ありがとうございます。


SimplyITさんの以下の記事にコメントしました。
憎しみは何も生まないどころか、自分を滅ぼす



コメント内容は以下です。トラックバックできなかったので、このような形でこちらにも残しておきます。



■寛容による結界

こんにちは、「憎しみは。。。」 そのとおりですよね。

以前、ある社長さんが船井総研の船井さんから聞いたという話をしてくれました。それは、自分のポジティブなマインドを、誰かへの憎しみによって自分自身で蝕んでいるなと感じたときの対処法として、「許す」ことがあるそうです。

そうだなと思いました。その人のことを嫌だと思っていると、その感情が心に充満してきます。かといって、「Aさんを忘れよう」とすると、むしろ、Aさんというイメージが広がってしまいます。だからこそ、許すというか、「Aさんはそういう人なんだ」と結論を出してしまう。そうすると、心が落ち着いて、以降、Aさんについての感情が心を満たすことはなくなる。忘れてしまう。

これは船井さんが言われたそうですが、そのとおりかと思いました。SimplyRedならぬ、SimplyITさんが書かれている「多様性こそが、自然な姿」も、その船井さんの言われていることを実行するための、いわばimplementation(実装)の一つかと思いました。

私は「十人十色」と思って、それを実行しています。同じ趣旨ですよね。

そうやって、自分と価値観の違う人を、「許す」。。。「許す」というのはおこがましいので、もう少し言えば「寛容」の気持ちで接する。すると、いわば結界ができて、結界のなかのポジティブな気持ち、もしくは自分自身の色はにごることなく、一方で、結界の外のその人の色もそのまま尊重できる。

そうやって気持ちの平穏が保てると思います。

朝から気持ちのいいブログを読ませていただき、ありがとうございました。

You made my day!

では、また。