SE7EN
監督:デヴィッド・フィンチャー
音楽:ハワード・ショア
主演:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロウ、ジョン・C・マッギンレー、リチャード・ラウンドトゥリー、R・リー・アーメイ、ケヴィン・スペイシー
1995年 アメリカ映画



平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・


キリスト教の七つの大罪(大食、強欲、怠惰、肉欲、高慢、嫉妬、憤怒)をモチーフにした連続猟奇殺人を描くデヴィッド・フィンチャーの傑作サイコ・サスペンス。
鑑賞後の後味の悪さはピカイチですが、何回もリピートしたくなる映画です。

ストーリーは、定年前の刑事と新米刑事のコンビが連続する凄惨な殺人現場の捜査を進めるうちに、一連の犯行が同一犯による犯行であり、キリスト教の七つの大罪に因んでいることに気づきます。

途中、捜査の過程で犯人を取り逃すという失態もありましたが、残り2つの罪を残して何故か犯人が自首してくる・・・というお話。

スタイリッシュなオープニングタイトルをはじめ、後のサスペンス映画に多くの影響を与えています。
デヴィッド・フィンチャーは好きな監督の一人ですが、この作品には特に衝撃を受けました。
グウィネス・パルトロウが可哀そうな奥さんを演じています。



音楽は、救いようのない陰鬱な音楽を書かせたら右に出る者はいないハワード・ショア 笑。
デヴィッド・クローネンバーグ監督の一連のスリラーで培ったノウハウが生きています。
雨が降りしきる大都会のジメっとした湿度の高そうな感じが良く出てました。
なお、本サントラは既成曲が中心のセレクトになっていて、
ハワード・ショアのスコアは2曲のみとなっています。
うち1曲は組曲になっていて12分の長さがありますが、これ1曲で十分重く凹みそうです。
フルアルバムでスコアだけを聴くのはちょっとキツイだろうなあ。
でも、優れたスコアであることには違いないです。「燃え」ないけど(笑)。
スコア以外では、グラヴィティ・キルズ、マーヴィン・ゲイ、ヘアカット100、ビリー・ホリデイ、セロニアス・モンク、チャーリー・パーカー、バッハ等々が収録されています。
ロックあり、インダストリアルあり、ジャズあり、スタンダードあり、ソウルあり、クラシックありととてもバラエティに富んでいます。
ただタイトルバックに流れたナイン・インチ・ネイルズの「クローサー」が入っていないのが残念。
オープニングのスタイリッシュな映像に見事にマッチしていた曲だけにサントラに是非入れて欲しかった。
「クローサー」は、ニュー・オーダー結成の母体となった「ジョイ・ディヴィジョン」の曲をカバーしたものですが、映画で使われたテイクはナイン・インチ・ネイルズのオリジナル・アルバムには入っておらず、
シングル「」にのみ収録されています。(2曲目「Precursor」がそれです)




・・・と、ここまでが過去記事。
その後、ハワード・ショアのレーベルだったかな?16曲60分収録のコンプリートスコア盤が発売され、今ではi-Tunesでダウンロード版が入手可能です。

丸ごとスコアを聴くのはかなりキツいかと思ってましたが、おっさん、この手のスコアに耐性が出来たのか、ダークなストリングスも案外サクッと聴けてしまいます。




 


 ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ にほんブログ村