連休で余裕が出来るとすぐこういうものを紹介しようとする僕の悪い癖
今夜はパチモン・マカロニ・スパイ映画です

SUPERSEVEN CHIAMA CAIRO
監督:ウンベルト・レンツィ
音楽:アンジェロ・フランシスコ・ラヴァニーノ
主演:ロジャー・ブラウン、マッシモ・セラート、ロザルバ・ネリ
1965年 イタリア映画

この映画、もちろんテレビで観たことはないのですが、
ネットで調べると「女王陛下の極秘作戦」という身も蓋もないタイトルでテレビ放映されたようです。
海外では一応DVDが出ているので、視聴することは出来るのですが、一度観たきりで、字幕も無いのでストーリーがよく分かりませんでした。
とはいうものの、マカロニ・スパイ・アクションですから、話の筋は大してどうでもいいのです。
話の筋どころか、主役の男優もどうでも良かったのではないかと思わせるくらい、主演のロジャー・ブラウンは冴えんおっさんです。とても美女にモテモテの凄腕スパイには見えません。
ストーリーは・・・スーパーセブンと呼ばれる世界を股にかける英国諜報員が、行く先々で美女といちゃいちゃしながら、暗躍する悪の組織を壊滅させる・・・そんな感じのお話だったと思います。
放射性物質がらみだったかな。(よくあるベタな設定)
例によって小ネタしかないので、万年筆型の仕込み銃とか、髭剃り型の通信機などのショボイ小道具がドヤ顔で使われてた。
まあ、職人監督ウンベルト・レンツィが手がけているので、当たり障りのないところで上手にまとめてはありました。



音楽は、アンジェロ・フランシスコ・ラヴァニーノ。
オルガンと大袈裟なオケとハープがうねりまくる、
妙に仰々しくて、一体何の映画なのかさっぱり分からないメイン・タイトルがすごい。
一応、カイロも舞台の一つなのでエキゾチックな雰囲気を出したかったのかなあ。
この人、いつもオルガンを多用する人なんですが、どうもこのオルガンの音色が常にブキミな怪奇映画風で、アクションなのに古典ホラーでも観てるかのような感じです。
何でこんな音にしたんだろうなあ。正直、嫌な感じは否めません。
全体的にジャズをベースにしたスコアなんでしょうが、遊園地風の何の屈託も無いスコアあり、サスペンスフルっぽいアンダースコアありの内容です。
もともとサントラは出ていなかったのですが、なんと物好きにも程があるとしか言いようがない、去年伊BEATレーベルがCD化してしまいました。
でも、タイトル・トラックがすべて「Seq.○○」という表記なのが味気ないなあ。


ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村



Superseven Chiama Cairo/Various Artists

¥4,739
Amazon.co.jp