EMPEROR
監督:ピーター・ウェーバー
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、羽田昌義、火野正平、中村雅俊、夏八木勲、桃井かおり、伊武雅刀、片岡孝太郎
2012年 日本/アメリカ映画


終戦間もない日本を舞台に、占領政策を進めるGHQにおいて、戦犯を裁判にかけるための手続きを進める知日派の准将が、マッカーサーの命により、天皇陛下の戦争責任の有無を調査する・・・というお話。
フィクションも織り交ぜていますが、大半が史実に基づいているので、歴史ドラマとしても見ごたえがあります。
一応日本とアメリカの合作となっていますが、監督のピーター・ウェーバーも音楽のアレックス・ヘッフェスの英国の映画人。
なんでかなあ。
でもそのせいか、日米どちらにも偏らず第三者的な目で描かれているように思います。
ピーター・ウェーバーって、「ハンニバル・ライジング」のときも「真珠の首飾りの少女」の時も感じたんですが、
全体の雰囲気として丁寧に作ってるって感じがして好感が持てます。
日本人が製作に携わっているだけあって、当時の日本をきちんとを描いていて違和感が無いところが素晴らしい。
重厚なノンフィクション・歴史ドラマとしても見ごたえのある作品だけに、主人公の准将と日本人女性のロマンスは余計だったような気がします。これが無くても十分だったのになあ。
マッカーサー役をトミー・リー・ジョーンズにしたせいで、うちの嫁も親近感を持って観てました。「あ、コーヒーのCMのおじさんだ。」まあ、この程度なんですが・・・・。
火野正平の東条英機役は意外なキャスティングと思ったけど、そっくりで驚いた。



音楽は、アレックス・ヘッフェス。
「ラストキング・オブ・スコットランド」や「マンデラ 自由への長い道」など、イギリス映画が多いことから、英国の作曲家なのかなあ。
そのせいかどうかは分かりませんが、重厚かつリリカルなスコアが素晴らしい。
終戦直後を舞台にしているので、兵隊も結構出てくるし、ミリタリー調のスコアもありますが、それを踏まえてもかなり上品なスコアです。
まあ、ストリングスのリフの繰り返しでサスペンスシーンを表現する手法は定番といえば定番か。
若干、ジャジャジャジャの影響が見え隠れするところがちょっと・・・・・。
でも、いい意味でオールドスタイルを残したスコアといえるでしょう。
ちゃんと重厚なテーマモチーフがあって、しっかり耳に残る曲です。
サントラは、海外ではダウンロードオンリーのようで、CDは日本でしか出てない?
しかも、なんでAVEXから出てるんだ??スゴイ違和感。
日本人がいっぱい出てるから、日本盤が出たのかなあ。
謎です。
ジャケは、国内盤がヒドイので海外盤を掲載してます。


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