THE LAUGHING POLICEMAN
監督:スチュワート・ローゼンバーグ
音楽:チャールズ・フォックス
主演:ウォルター・マッソー、ブルース・ダーン、ルイス・ゴセットJr.、アルバート・ボールセン、アンソニー・ザーブ、キャシー・リー・クロスビー、ジョアンナ・キャシディ、フランシス・リー・マッケイン
1973年 アメリカ映画


北欧の刑事マルティン・ベックシリーズの中の「笑う警官」を、アメリカに舞台を移して映像化した作品。
キャストは豪華ですが アメリカの刑事ものにしては派手なのは冒頭のマシンガン無差別殺人のシーンのみ。
あとは相棒を殺されたベテラン刑事の執念の捜査が地味に進んでいきます。
カーチェイスなどもあるのですが 全体が地味なので好き嫌いが別れると思いますが 、アメリカ映画にしては淡々とした語り口が渋い個人的には好きな作品。
ストーリーは、刑事マーティンは相棒の刑事がマシンガンによるバス大量殺人事件に巻き込まれ殺されたことから、新しい相棒とともに事件の捜査に着手します。事件を調べるうち、殺された相棒はかつて迷宮入りした殺人事件を単身追っていたことが分かり、大量殺人事件と迷宮入り事件の意外な接点が浮かび上がる・・というお話。
事件解決と同時にサクッと終わってしまうので、説明不足を感じる部分もありますが、70年代刑事もの独特の空気感のある逸品と勝手に思ってます。


音楽は、チャールズ・フォックス。
70年代にはいろんな作品を手掛けた人ですが、あんまりサントラが無いのが残念なところ。
本作もそんな残念な1本で、サントラは出ていません。
本編のオープニングには全くスコアが入っておらず、余計に淡々とした雰囲気を醸し出しています。
スコア全体を通じてジャズと現代音楽風の劇伴が中心です。
特にジャズ系のスコアは。しゃれたジャズをさりげなく使うところなど なかなかのもの。
ただ、事件が急展開する後半に入る突拍子も無いポップなインストにはびっくり。
それまで割とクールなスコアで統一されていたのに、あれれ? という感じです。
まあ悪い曲ではないのですが
これはかなり異彩を放つ曲です。
エンドクレジットは気だるいサックスが印象的なジャズチューンで締めくくります。
これ サントラ出ないかなあ。

ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村



マシンガン・パニック/笑う警官 [DVD]/ウォルター・マッソー,ブルース・ダーン,ルイス・ゴセット・Jr.

¥3,990
Amazon.co.jp

刑事マルティン・べック [DVD]/カルル・グスタフ・リンドステット,スヴェン・ヴォルテル,トーマス・ヘルベイ

¥2,592
Amazon.co.jp

刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)/マイ・シューヴァル

¥885
Amazon.co.jp