SHADOW OF THE WOLF
監督:ジャック・ドルフマン
音楽:モーリス・ジャール
出演:ルー・ダイアモンド・フィリップス、三船敏郎、ジェニファー・ティリー、ドナルド・サザーランド、ニコラス・キャンベル、ベルナール・ピエール・ドナデュー、ハリー・ヒル、シーナ・

ラーキン
1993年 カナダ/フランス映画



エスキモーを主人公としたヒューマン・ドラマ。
北極の地を舞台にしているので、風景がとても美しい。
ストーリーは、極寒の地北極で暮らすエスキモー(イヌイット族)の族長の息子が、
ある時、誤って白人男性を殺してしまい、保安官に追われる身になる・・・・というお話。
一応この映画、東京ファンタスティック映画祭で上映されたのですが、
劇場公開は見送られ、後にビデオが出ました。
なんと、この映画では三船敏郎がエスキモーの族長役で出ています。
まあ、カナダやフランスの人から見たら、
パーツ的には日本人もエスキモーもそんなに変わらないのかもしれませんが、
日本人にエスキモー役をさせるのは如何なものか・・・・。
この映画、ラスト近くになって合体シーンがあるのですが、
何故か動物のそれのように異様に時間が短いのが笑えます。
まあ、執拗に描写したらレイティングが上がっちゃうんでしょうが、
途中でカットすればいいものを、終わるまで一連の流れで描いているので、
あっという間に出ちゃって終わります。
(ルー・ダイヤモンド・フィリップスは、相当な○漏くんなのかもしれない (-_-;))
この映画、原作があるようで、原作の方はベストセラーになっているようです。


音楽は、モーリス・ジャール。
今聴くとフルオケのかなりオールド・スタイルなスコアですが、
おっさんにはこれがかなりツボ。
オープニングからかなりダイナミックなスコアに大作の風格すら感じます。
80年代以降のジャールは良くも悪くもシンセを結構積極的に導入していて、
本作でもスコアの中に何度も顔を出します。
全編を通じてドコドコと土俗的な民族音楽っぽいスコアなのですが、
こういうのって、最近あんまりお目にかかれないなあ。
テーマもしっかりしたのが付いてるし、やっぱりこういうのを聴くと安心する。
サントラは、CDがMilanレーベルから発売されていますが、アルバム1曲目から10分を超えるスコアが収録されているほか、他のスコアも軒並み5分を超える力作となっています。
演奏は、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ。
米盤のラスト2曲は主題歌の英語バージョンとフランス語バージョン。
なんと、モーリス・ジャールが作曲しています。
歌っているのはNathalie Carsenという女性シンガー。
80年代風のポップスで、当時としてもちょっと古臭さは否めない作風ですが、
歌がいきなり唐突に終わるところなど、
あえてポップスの常識を覆す実験的な内容となっています(笑)
写真は、フランス盤ですが、フランス盤はフランス語の主題歌しか入っていないので、
ジャケ違いの米盤の方がお得です。


ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村




Shadow of the Wolf/アーティスト不明

¥価格不明
Amazon.co.jp

Shadow of the Wolf [DVD] [Import]/Lou Diamond Phillips,Toshirô Mifune,Jennifer Tilly

¥価格不明
Amazon.co.jp

Shadow of the Wolf /シャドウ・オブ・ウルフ [Import] [DVD]/Lou Diamond Phillips,Jacques Dorfmann

¥価格不明
Amazon.co.jp

Shadow of the Wolf/Donald James

¥価格不明
Amazon.co.jp