JOHN CARTER
監督:アンドリュー・スタントン
音楽:マイケル・ジアッキーノ
出演:テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、サマンサ・モートン、マーク・ストロング、キアラン・ハインズ、ドミニク・ウェスト、ジェームズ・ピュアフォイ、ダリル・サバラ、ポリー・ウォーカー、ブライアン・クランストン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ウィレム・デフォー

2012年 アメリカ映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・






子供の頃、学校の図書館で読んだ記憶があるような無いような、エドガー・ライス・バローズのSFの古典「火星のプリンセス」を映画化した作品。
原作はほとんど覚えていないのですが、スペースオペラの原点とも言うべき内容で、

「スター・ウォーズ」なんかより先に映画化されてたら、大ヒットしたかも知れないなあ思います。

実際には・・・・この映画、アメリカでは大コケしたようです。

そもそも、ジョン・カーターってタイトルがまずかったかも。

タイトルだけ聞いたら、ヒューマン・ドラマと誤解されかねません。

他にも火星のプリンセスがアマゾネスみたいだったり、話がややこしかったり、そのあたりも影響したのかも知れません。

でも、普段パチモンSFに慣れ親しんでいるおっさんとしては、豪華なSF超大作として大いに楽しめました。(この映画を観る前に「ヒューマノイド/宇宙帝国の陰謀」をDVDで観たのが良かったかも。)

監督のアンドリュー・スタントンも、元々「ファインディング・ニモ」などのアニメ監督だったのが、
初めて実写映画に挑戦した結果がこれなので、大健闘だといえるのではないでしょうか。
ストーリーは、南北戦争の英雄ジョン・カーターが急死し、甥に莫大な遺産と共に日記が託されます。
その日記の中には、驚くべきジョン・カーターの冒険が記されていた・・・・というお話。
要は、19世紀の地球から火星へ飛んでいっちゃった男の冒険とロマンスのお話。
これ、全部で3部作らしいです。

興行成績は振るわなかったようですが、なんとか続編が出来ることをお祈りします。

しかし、ウィレム・デフォーがタルス・タルカスやってるって言われても、原形留めてないので全然分かんない。





音楽は、マイケル・ジアッキーノ。
最近はこの手のSFにはこの人がスコアを担当することが定番になりつつあるような気がします。
そつなく安定したスコアを提供する人なので、悪かろうはずがありません。
本作でも、しっかり明確なモチーフを持ったスコアがつけられています。
ただ、「インディ・ジョーンズ」のラブ・テーマのモチーフみたいな甘々なメロがベーシックなので、
激しいスコアもあるのですが、「血沸き肉踊る」程ではありません。
もともとラブ・ストーリー的なコンセプトの比重が強いのか、怒涛のアクション・スコアよりもしっとりとした曲が多いような気がします。
とはいうものの、どっしりした風格があり、全体的に上品な雰囲気も漂います。
サントラは、例にによってラストに大曲を持ってきてます。
9分もあって聴き応え十分です。
全体を通じて一本筋の通った大作志向のスコアで、往年の70年代スコアを彷彿とさせる・・・・・そこまで言うとちょっと言い過ぎかも知れませんが、
少なくともRC系のようなおっさんの耳が疲れるスコアではありません。

本編はコケたようですが、スコアは一級品です。オススメ。




・・・と、ここまでが過去記事。

続編は遂に作られることなく終わっちゃった感じですが、サントラはダウンロード版が入手可能です。





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