TIFFANY MEMORANDUM
監督: セルジオ・グリエコ
音楽: リズ・オルトラーニ
出演: ケン・クラーク、イリナ・デミック、ルイジ・ヴァンヌッチ、ロレダナ・ヌシアック
1967年 イタリア映画


077ことケン・クラークが主演するマカロニ・アクションの1本。
イギリスの60年代テレビドラマにも「影なき追跡者」というのがありましたが、
あっちとは全く別物です。
一応フランスとの合作となっていますが、ほんとかどうか疑わしいのでお構いなしに純正パチモンにカテゴライズしちゃいます。
(だって、合作のくせにフランスでは製作から2年も経ってやっと劇場公開って、おかしいでしょ。)
「077」がディック・マロイという役名なのに対して、こちらではディック・ハラムという役名だそうです。ほとんど一緒じゃん。
でも、あっちはスパイですが、こっちは新聞記者なんだそうです。
その昔、東京12チャンネルでテレビ放映されたことがあるそうです。
でも、東京12チャンネルって山陰じゃ観れなかったし、
当時僕は小学校にも行ってない年齢だったので、どっちにしても観るのは無理でした。
(こういう時代にリアルタイムでお茶の間ロードショーを観てた人がうらやましい。)
監督は、テレンス・ハサウェイことセルジオ・グリエコ。
077の2作目、3作目も監督しています。
この人、後に「地獄のバスターズ」も撮ってるので、パチモン映画界の中では
わりとしゃんとした人なのかも。
ストーリーは、観たことないので詳しいことは分かりませんが、
たぶん新聞記者が何かの陰謀に巻き込まれて、その謎に迫る・・・・みたいなお話で大筋は合ってるように思います。



音楽は、リズ・オルトラーニ。
本邦ではTV放映のみで終わった幻の作品であるにも関わらず、巨匠がスコアつけています。
しかも、テーマが「怒りの荒野」ばりの熱いラッパが唸る豪快なアクション・チューン。
パチモン・ポリス・アクションのテーマ曲にも使えそうな曲です。
明快なモチーフもあって、さすが60年代という感じです。
劇伴も、アクションシーンにはこの豪快なテーマのバリエーションが使われています。
その他にもノスタルジックなジャズ・チューンがあったり、味わいのあるスコアになっています。
サントラは、イタリア本国ではBEATレーベルのオムニバス盤に収録されていました。
オルトラーニ作品3作をカップリングしたもので、本作からは9曲が収録されていました。この盤、1997年の発売なので、今ではとっくに入手困難だと思われます。
日本では、キングレコードから出た「ドリームス・デッラ・ムジカN.1」に4曲が収録されていました。(通称”青盤”というやつ)
こちらは比較的入手しやすいかと思われます。
テーマ曲はかなりキャッチーだし、単独で完全盤でも出れば絶対買うのですが、
どっかのレーベルから出ないかなあ。限定500枚でもいいんだけど。

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あ、オムニバス盤あった。
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