E PER TETTO UN CIELO DI STELLE
監督:ジュリオ・ペトローニ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジュリアーノ・ジェンマ、マリオ・アドルフ、フランコ・バルドゥッチ、フェデリコ・ボイド、アンソニー・ドーソン、
サンドロ・ドリ、マグダ・コノプカ
1966年 イタリア映画

60年代マカロニ・ウェスタンには比較的珍しいコメディタッチの作品。
中盤までジェンマが銃を抜かないことでも知られる一風変わったマカロニです。
お調子者のジェンマに周囲が巻き込まれるという、抱腹絶倒とまではいかないまでも
ドタバタ・コメディっぽさを持った作品です。
お人好しで力持ちという設定のジェンマの相棒は、「ブリキの太鼓」のマリオ・ルドルフ。
この凸凹コンビ、なんとなく後のテレンス・ヒル&バッド・スペンサーコンビを思わせます。
ストーリーは、駅馬車強盗の現場に遭遇した2人の男が、意気投合して一緒に旅を続けることになりますが、
ジェンマ演じるお調子者の男の方は駅馬車強盗たちに追われていて、
2人は機会あるごとに命を狙われる・・・みたいなお話。
本邦劇場未公開ながら、珍道中とアクションのバランスがよく、
ジェンマの後期マカロニの傑作(ちょっと言いすぎ?)の一つではないかと思う1本です。
本編は、kazzpさんのブログに詳しく紹介されてます。

kazzpさんのブログ



音楽は、巨匠エンニオ・モリコーネ。
一聴しただけで、モリコーネと分かるサウンドのオンパレード。
原題は、なんと「屋根にかかる空いっぱいの星」なんていう、
およそマカロニらしくないタイトル。
それを考えると、イタリア盤のアルバムジャケも納得か。
原題を反映したような、ロマンチックなスコアも入っています。
疾走感あるスコアも迫力満点で聴き応えがあります。
ヨレヨレのバイオリンとバンジョーがフィーチャーされていてコミカルな雰囲気を演出しています。
隠れた名盤だと思います。
サントラは、LP時代には他の4作品の曲を含む変則的なアルバムが出ていました。
イタリアで、その後、Hexacordとかいうレーベルから限定盤でCDが発売されましたが、
LP音源とは別のものでした。
これ、フィルム音源かと思ってたのですが、
日本のAVANZレーベルから、LPとこのCDを合体させた盤が発売されました。
AVANZの表記では、このCD音源はアウトテイクということになってました。
確かに、LP音源とCD音源を比較してみると、CD音源の方はどっかで眠っていたものを引っ張り出したような音質。
お世辞にも良いとは言えません。
アウトテイクなのか、フィルム音源なのか謎ですが、
AVANZ盤は全体で32曲も収録されているので良しとしましょう。


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