DREDD 3D
監督: ピート・トラヴィス
音楽: ポール・レナード=モーガン
出演: カール・アーバン、レナ・ヘディ、オリヴィア・サールビー、ウッド・ハリス、ドーナル・グリーソン、ラングレー・カークウッド、ウォリック・グリア、ルーク・タイラー

2012年 イギリス/南アフリカ映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・




スタローンの「ジャッジ・ドレッド」の3Dリメイク。

「トータル・リコール」にしても、これにしても、

おっさんからしたら「え?もうリメイク?早いんじゃない?」と思えるのですが、
実はオリジナルから20年近く経ってるんだよなあ。

僕も年を取るはずだ。

今回のリメイクはスタローン版に比べてより原作に近づいたという言われています。

荒廃した近未来世界の描写や、手加減なしのゴア描写がそうなのかなあ。
その辺は原作を読んだことがないので分かりません。
ストーリーは、殺人事件の通報を受けて超高層ビルに急行したジャッジ・ドレッドと新米女性ジャッジが
ビル内で麻薬を製造する凶悪ギャングと銃撃戦を繰り広げる・・・という、インドネシアの「ザ・レイド」そっくりな設定。
3Dを売りにした作品なので、スローモーションの多用やスタイリッシュな映像が目立ちます。
お話自体は極めてシンプルでなんのヒネリもないのですが、
カール・アーバンが劇中最後までヘルメットを取らなかったり、
上映時間も95分とタイトにまとめてあったり、そのあたりの徹底ぶりが気持ちいい。
単純なお話なのに、ついつい引き込まれてしまいました。
スタローン版よりこっちの方が好きだなあ。
シャロン・ストーンの若い頃みたいな、新人ジャッジ、オリヴィア・サールビーも良かったし。




音楽は、イギリスのポール・レナード・モーガン。
デジロックとインダストリアルとアンビエントをミックスした音響作品みたいなスコアです。
いいなあ、こういうの大好き。

シンセの音使いが僕の好みで素晴らしい。

スピーカーよりもヘッドフォンで聴いた方が楽しめるタイプのスコアです。
パルスのループとノイズで構成された無機質な劇伴などは、前衛でロックな匂いを感じさせます。

こういうのはクラシック畑の作曲家では出せない味わいだろうなあ。

この人は、サントラだけじゃなくて、オリジナル・アルバムや、

Mogwai、Snow Patrol、No Doubt、Joy Zipperといったグループともコラボしていて、
ストリングス・アレンジなどを手掛けてるそうです。
そういう人だからこそ、こういうスコアが生まれるのかも。
メロディなんてものはなく、ひたすら機械的な音なので

好き嫌いは大いに別れるところですが、ポスト・ロックやインダストリアル、アンビエント・ミュージックなど

通ったニューウェーブ世代の皆さんには好かれる音なのではないでしょうか。

サントラはダウンロードが主流のようですが、EU盤でCDが出ています。


・・・と、ここまでが過去記事。

この度、公開10周年記念ということで、4曲のリミックスと3曲のピアノ・バージョンを加えた長尺盤が発売されました。















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