SPASMS
監督:ウィリアム・フリュエ
音楽:エリック・N・ロバートソン、タンジェリン・ドリーム
出演:オリヴァー・リード、ピーター・フォンダ、ケリー・キーン、アル・ワックスマン、ミゲル・フェルナンデス、ジョージ・ブルームフィールド、デニス・シンプソン
1983年 アメリカ映画

オリヴァー・リード&ピーター・フォンダというビッグネームが出てることが不思議なくらい
しょ~もない蛇パニック映画。
ストーリーは、密林で猛毒の蛇に噛まれ、それ以来蛇との間でテレパシーのようなものを共有するようになった実業家が、
自分に現れる副作用を治療するための研究用に猛毒の蛇を持ち込みます。
しかし、邪教集団の一味がその蛇を誤って逃がしてしまい、街はパニックに陥る・・・・みたいなお話。
映画の最大の見せ場が、ディック・スミスの特殊メイクというのも淋しいものがあります。
蛇にかまれた邪教集団のおっさんが、顔中が腫れ上がってプルプルになります。
「スキャナーズ」のクライマックス、サイキックバトルのシーンの技法が応用されているようです。
しかし、海外版DVDのジャケにその顔がアップで出ているので、
最初からネタばれしてる感じです。
でも、さすがディック・スミスとカール・フラートンという豪華版による特殊メイク。
職人技を感じます。


音楽は、エリック・E・ロバーツと何故かタンジェリン・ドリーム。
エリック・E・ロバーツのスコアは、なんというか可もなく不可もなくといった
70年代パニック映画スコアのユルい部分を抜き出したようなスコア。
ホルンがリードを取ったりするところなんか正にそれ風の雰囲気。
邪教集団の儀式のBGMでは、オリエンタルな風合いを出そうとしているのですが、
レス・バクスターのシンセカバーといった趣です。
ピーンと張り詰めたシンセ音だけのスコアもあるのですが、
これはタンジェリン・ドリームとは違う感じだなあ。
蛇に襲われるシーンでは、効果音とスコアがごちゃ混ぜになってしまい、
スコアがほとんど聞こえません。
それで、肝心のタンジェリン・ドリームの曲は最後の最後にエンド・クレジットで出てきます。
これがまたシンセの単調なループにパーカッションが適当に入るだけのトラック。
これ、ひどいなあ。デモトラック以下の出来です。
これなら僕でも作れるぞ。
こんなスコアなので、サントラなんか出るわけもなく、
出ても誰も買わないでしょう。
さすがに僕もこれは買わないなあ。
(じゃあ、そんなもん紹介すな!ってか)

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